卓球部

卓球部・全日本学生選抜選手権大会

2017年11月27日

11月24、25日 大阪・東和薬品RACTABドーム サブアリーナ

大会ごとに成長続ける吉田が堂々のベスト8入り!  

 

 全日学でベスト16入り(ランク入り)を決めた選手と強化部、各学連推薦、留学生を合わせた計38名が8ブロックに分かれリーグ戦による予選を行い、各ブロックの上位2名が決勝トーナメントに進み、優勝者を決めるこの大会。中大からは定松祐輔主将(文4)、宮本幸典(文4)、一ノ瀬拓巳(法2)、吉田大輔(文1)が出場し、定松主将と吉田が予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントに進出。この大会初出場の吉田は準々決勝まで勝ち進んだ。

 

▲追い上げるも惜しくも敗れた定松主将  

 

 年内で学生内の大会は全日学選抜が最後。定松主将は3勝1敗の2位で予選通過。決勝トーナメント一回戦の相手は坪井(筑波大)。攻略の糸口が見いだせず、2ゲームを連取される。しかし、そこから立て直しサーブも効き、2-2のタイに戻す。続く鍵となった第5ゲーム。8-4のリードから一気に7連続ポイントを許してしまう。「リードしてから、固くなって焦ってしまった」(定松主将)と第6ゲームもゲームポイントを先に取りながら、あと1点が遠く敗れた。

 各大会安定した成績を残してきた定松主将だが「シングルスでもう少し上に行きたかった」と振り返った。「社会人でも上を目指していきたい」と言葉を残し、続くステージでの活躍も期待される。

 

▲大きな自信と手ごたえをつかんだ吉田

 

 もう一人決勝トーナメントに進んだ吉田は1回戦で松下(愛工大)と対戦。第1ゲームを奪われるも、持ち前の力強い卓球で4-2と愛工大のエース級選手を破った。奪った4ゲーム中3ゲームが11-9と競り勝つ強さを見せた。続く準々決勝は全日学で敗れた郡山(専大)との対戦。1-1で迎えた第3ゲーム。10-8としたところから、最後は12-14で逆転で奪われた。その後連取され1-4で準々決勝敗退となった。

 個人戦での活躍は凄まじい。全日学では、ユニバーシアードに出場し日本でもトップ級の選手である同学年の龍崎(明大)に勝ち自信をつけた。今大会も1年生でベスト8に入ったのは吉田のみ。今年はリーグ戦では1試合のみの出場だったが、来年への期待が膨らむ。「大学で大事なのはリーグ戦で優勝すること。団体の緊張した場面でどれだけ力が出せるかがポイント」(吉田)と来年を見据えた。

 

▲全日本選手権での活躍が期待される宮本

 

 宮本は、予選リーグ2勝2敗の3位。大会直前に体調を崩してしまった一ノ瀬は予選リーグ3敗という結果に終わった。これでこの先に待ち受けるのは来年1月に行われる全日本選手権のみとなった。世界でも活躍する選手が集う日本最高峰の戦いは、厳しいそれぞれの予選を勝ち抜いた選手のみ立てる場所。中大から出場する選手が大きな舞台で躍動することを期待したい。

 

▲来年以降チームの中心としてより期待が懸かる一ノ瀬

 

◆大会結果

Bブロック

●一ノ瀬拓巳(法2)1ー3郭(埼玉工大)◯

●一ノ瀬0ー3郡山(専大)◯

●一ノ瀬2ー3加藤(近大)◯

予選4位

 

Cブロック

◯吉田大輔(文1)3ー0岡本(高知工大)●

◯吉田3ー2李(龍谷大)●

●吉田1ー3田添健(専大)◯

予選2位

 

Dブロック

●宮本幸典(文4)0ー3周(日大)◯

◯宮本3ー1張(龍谷大)●

◯宮本3ー0重本(広島修道大)●

●宮本0ー3上村(早大)◯

予選3位

 

Gブロック

◯定松祐輔主将(文4)3ー1白根(近大)●

◯定松主将3ー1高橋(関学大)●

●定松主将1ー3松下(愛工大)◯

◯定松主将3ー1松原(早大)●

予選2位

 

決勝トーナメント1回戦

●定松主将2ー4坪井(筑波大)◯

◯吉田4ー2松下(愛工大)●

 

決勝トーナメント 準々決勝

●吉田1ー4郡山(専大)◯

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部