卓球部

卓球部・全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)ダブルス

2017年10月31日

10月27~28日 所沢市民体育館

貫いた自分たちの形 有終の美を飾る!

 全日学(インカレ)個人の部が開幕した。中大からは予選免除者4組と厳しい予選を勝ち抜いた2組、部員全12選手6組が出場。その中でベスト8に3組が残り、さらに定松祐輔主将(文4)・宮本幸典(文4)組が最後の全日学で優勝を決めた。

 

▲優勝カップを二人で持つ定松主将(右)・宮本組  

 

 3年次の春リーグから組み始めた、定松主将・宮本組。昨年の関東学生を優勝し、学生主要大会でも60試合に近い試合を戦ってきた。それだけに、戦いの手の内も相手に読まれ勝てない試合も続いた。最後の全日学は第2シードとして出場し、圧倒した戦いでベスト8、ランク入りを決める。

 迎えた5回戦。相手は高杉東志(法3)・一ノ瀬拓巳(法2)組との中大対決。高杉・一ノ瀬組は関東学生でなし得なかったランク入りを決め、とくに3回戦では強力な田添響・及川組(専大)ペアを破っての勝ち上がりだった。しかし、同じ環境で練習をし、手の内を知る同士の対戦は経験で勝る4年生ペアが勝ち上がった。

 

▲ランク入りした高杉(左)・一ノ瀬組

 

 高杉・一ノ瀬組は今年の関東学生直前で結成されたペア。約4カ月を経て自信を持って臨んだ今大会。5回戦で敗れたが、ランク入りという大きな実績を手にし次につながる大会となった。同じく、高橋拓己(文3)・高橋徹(文2)組は関東学生に続くランク入りを果たした。森薗・渡辺裕組(明大)に敗れるも堂々たる戦いぶりだった。

 準決勝を筑波大ペアにフルセットの末競り勝った定松主将・宮本組の決勝の相手は今大会で中大の2組が屈した第1シード森薗・渡辺裕組。このペアとの直接対決は昨年は2敗だったが、今年は2勝。まさに五分五分。最終決戦にとってこれ以上ない相手だった。

 

▲二人でガッツポーズの高橋拓(左)・高橋徹組  

 

 だが、この試合「神懸っていた」と白神監督が言うようにまさに圧巻のプレーだった。相手ペアに何もさせないまま、2ゲーム連取。宮本の台上での技術で相手ペアの攻略の手口を見出させない。定松主将・宮本組のまさに最高のコンビプレーを最高の舞台で発揮。3ゲーム目も10-8でチャンピオンシップポイントを得る。最後の得点が決まると二人が固いハイタッチを交わし、この大会初優勝を決めた。実は苦しんだ秋リーグ戦後からダブルスは「ほとんど練習していない」と言う。しかし、ペアを組んで2年目。二人は「もうお互いのことは分かっている」と今までのやり方を変えずやれることだけを確認し、自分たちのプレーを信じ磨き続けた。この優勝で続く来年1月に行われる全日本選手権の出場権を得た。ここは、まだ通過点かもしれない、この先の大会にも期待したい。

 

◆大会結果

ダブルス1回戦

◯高橋拓己(文3)・高橋徹(文2)組3ー0山田・下山組(北陸大)●

○坂野申悟(法4)・吉田大輔(文1)組3-0佐藤・加藤組(東北福祉大)●

◯伊丹雄飛(法1)・弓取眞貴(文1)組3ー2野沢・中鉢組(東日本国際大)●

◯和田貴稀(商3)・岩城友聖(文2)組3ー0中尾・北野組(岡山商科大)●

◯高杉東志(法3)・一ノ瀬拓巳(法2)組3ー1小泉・吉兼組(京産大)●

ダブルス2回戦

◯定松祐輔主将(文4)・宮本幸典(文4)組3ー0東・鈴木組(北大)●

◯高橋拓・高橋徹組3ー2内村秀・内村英組(日体大)●

○坂野・吉田組3-0神・和田組(愛工大)●

●伊丹・弓取組1ー3稲嶋・千葉組(埼玉工大)◯

◯和田・岩城組3ー0佐藤・加藤組(日大)●

◯高杉・一ノ瀬組3ー1宇仁田・近藤組(国学大)●

ダブルス3回戦

◯定松主将・宮本組3ー0能戸・森岡組(朝日大)●

◯高橋拓・高橋徹組3ー2青山・高取組(法大)●

●和田・岩城組0ー3田添健・田中組(専大)◯

●坂野・吉田組0-3坪井・三浦組(筑波大)◯

◯高杉・一ノ瀬組3ー2田添響・及川組(専大)●

ダブルス4回戦

◯定松主将・宮本組3ー1竹岡・硴塚組(早大)●

◯高橋拓・高橋徹組3ー1鎌田・長野組(福岡大)●

◯高杉・一ノ瀬組3ー1立藤・羽佳組(明大)●

ダブルス5回戦

◯定松主将・宮本組3ー0高杉・一ノ瀬組●

●高橋拓己(文3)・高橋徹(文2)組0ー3森薗・渡辺裕組(明大)◯

ダブルス準決勝

◯定松主将・宮本組3ー2片岡・梅崎組(筑波大)●

ダブルス決勝

◯定松主将・宮本組3ー0森薗・渡辺裕組(明大)●

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部