卓球部

卓球部・秋季関東学生卓球リーグ戦対早大、専大

2017年09月19日

9月16日 所沢市民体育館

大きな1勝が望みを繋げた いざ、明大と優勝決定戦へ

 

 4連勝で下位校との対戦を終え、これからは「三強」との勝負の後半戦。全勝同士の対戦となった早大には、4-3で激戦を制し、続く専大には敗れたが、5勝1敗。優勝争いは、全勝の明大と一敗の中大の直接対決に全てが懸かることになった。

 

▲エース対決を制した定松主将

 

 1番手伊丹雄飛(法1)が落とし迎えた2番手は希望が丘高同級生対決。定松祐輔主将(文4)と上村。過去リーグ戦では2度対戦し、いずれも上村がストレートで勝利している。だが、この試合最初のセットを奪ったのは定松主将。「上村に勝つために練習をしてきた」と最後のエース対決に力を注いできた。勝ち取ったセットは全て接戦。3-1でエース対決を勝利で収めた。続く、一ノ瀬拓巳(法2)がストレートで勝ちダブルスへ繋げる。

 

 4番手のダブルス。相手は今年度関東学生優勝ペア。対する中大は新人戦優勝ペア。2-3と競ったが敗れた。だが、伊丹・弓取眞貴(文1)組は一戦一戦が貴重な経験になる。この経験を繋げていきたい。

 

 春と同じ展開で同じ5番手の組み合わせとなった宮本幸典(文4)と緒方の試合。この試合も春と同じく接戦。だが最後は振り切られた。

 

 後がない中大。時間のルール上。2台併用となり、弓取、高橋徹(文2)が出場。弓取は持ち前の力強い卓球で3-1で望みを繋げる。そして、高橋徹。すでに弓取の勝利が決まった時点で2-0とリード。第3ゲームも5連続ポイントなどで優位に進め、3-0の圧巻の勝利。早大との激闘に終止符をうった。全勝対決を勝ち、優勝戦線に残った。7番手の高橋徹は今季初出場。「去年秋も7番手で同じ相手に負けていた。緊張もあったが、それ以上に気合で戦った」と気持ちで勝ち取ったとてつもなく大きな1勝だった。

 

▲勝利し喜ぶ選手たち

 

 専大との試合は、伊丹が2-1とリードするも逆転で落とし、今季負けなし好調の定松主将も関東学生で敗れた田添響に敗れ今季初黒星。同じく負けなしの一ノ瀬は相手を圧倒する攻撃的な卓球で勝利。これで今季6連勝。「5勝を目標にしていて達成できて気が楽になった」と好調が続いている。明日の大一番でもチームに大事な1勝をもたらしてくれるはずだ。若い1年生ダブルスは、リーグ1、2の好ペアに屈する。

 

 そして、5番手宮本は過去の対戦で分が悪い三部。この日は、序盤からリードを奪い主導権を握る。プレーだけでなく「チームもあまりいい流れじゃなかったので、気持ちで戦った」と1ポイントごとの気迫が相手を上回っていた。最後のリーグ戦で見事3-0で勝利した。 

 

 弓取は0-3とスコアでは圧倒されたが、各セット競っていた。その分大事なポイントを相手に奪われた。この試合で2-4となり専大に敗れる結果に終わった。

 

▲三部戦、気持ちの入った宮本

 

 上位2連戦を1勝1敗で終えた。専大、早大が2敗で優勝は1敗の中大と明大のみに絞られた。春リーグでは1番手伊丹が森薗を破り、勢いを作り4-2で勝利。だが、その明大を比較することは出来ない。その後の団体インカレを優勝し、秋リーグも力を見せつけている。明大が勝てば文句なしの優勝。中大が勝てば1敗で並び、直接対決で勝った中大が上位になるため優勝となる。勝てば平成16年春以来の優勝になる。また、定松主将は28勝へあと一勝。優勝と特別賞と最高の花道を飾れるか。「チームの勝利を優先に、優勝決定戦は入学して初めてなので今まで以上に一致団結して臨む」(定松主将)。これまでの全てを出し切りリーグ戦最後となる、勝負の大一番。4年生の意地に期待したい。

 

○中大4ー3早大●

▼詳細結果

●伊丹1ー3硴塚◯

○定松主将3ー1上村●

○一ノ瀬3ー0竹岡●

●伊丹・弓取組2ー3上村・緒方組○

●宮本2ー3緒方◯

◯弓取3ー1葉波●

◯高橋徹3ー0平野●

 

●中大2ー4専大◯

▼詳細結果

●伊丹2ー3及川◯

●定松主将1ー3田添響◯

○一ノ瀬3ー1原井●

●伊丹・弓取組1ー3郡山・田添健組○

◯宮本3ー0三部●

●弓取0ー3田添健◯

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部