卓球部
卓球部・関東学生卓球選手権大会ダブルス
2016年07月18日
6月23日 所沢市民体育館
定松・宮本組、関東学生優勝! 中大勢では6年ぶり
▲決勝戦での定松(左)・宮本(右)組
「狙っていました」(定松祐輔・文3)。定松・宮本幸典(文3)組が、ダブルスで関東No.1に輝いた。明大の丹羽や森薗、専大の三部、及川、田添健などが海外遠征で不出場。だが有力選手を抑え、決勝は8回戦になる長い長いトーナメントを制した。
ヤマ場は準々決勝、ベスト4決めで当たった北原・下山組(専大)戦だ。「北原・下山組はダブルスとして完成している」(宮本)と警戒して臨んだ。第1セットを先取するも、ジュースにもつれた第2、3セットを続けて奪われる。「北原のサーブに苦しめられた」と定松。しかし劣勢でも焦らず話し合って、11-3、11-5と第4、5セットをとり勝利を決めた。これで、ベスト4入りとなった。
▲田中・田添響組(専大)に勝利した和田(左)・岩城(右)組
同じくベスト4入りを決めたのは和田貴稀(商2)・岩城友聖(文1)組。「とりあえず目標はベスト8」(和田)と臨んだ大会だったが、田中・田添響組(専大)や稲島・千葉組(埼玉工大)など強豪を次々と倒しベスト4入り。なんと、余った選手で組んだダブルスだという。「簡単に勝てる試合はなかった」(和田)が、粘りと勢いでぐんぐん勝ち進んだ。
▲同士討ちとなった中大勢
準決勝はその二組での同士討ち。定松・宮本組と和田・岩城組が対戦した。「嫌だった」と宮本。中大のエースダブルスである定松・宮本組と、組んだばかりの和田・岩城組。練習試合でも戦ってきたが、公式戦ではやりづらい。試合は、定松・宮本組が11-0のラブゲームで第1セットを奪う。この結果に、和田と岩城はセット間にベンチで笑顔を見せた。「『やばいね』って岩城と話して。でも、自分たちもここまで勝ち残ったんだから、自信持って」(和田)。切り替えた2セット目は和田・岩城組が奪った。しかしエースダブルスの意地で、そこから2セットを定松・宮本組が連取。「これも後輩への思いやりです(笑)」(定松)と手加減なしのガチンコ勝負を制した定松・宮本組が、決勝進出を決めた。
▲優勝が決まった瞬間の定松(左)・宮本(右)組
決勝では、定松・宮本組が大塚・周組(日大)をストレートで下した。優勝が決まった瞬間、定松と宮本は黙って目を合わせ、がっしりと握手を交わした。中大としては6年ぶりのダブルスV。「『ダブルスの中央』と呼ばれる中大の体裁を保てた」と鈴木監督は笑顔を見せた。定松にとっても宮本にとっても、うれしい初タイトルだ。10月27日から行われる個人インカレ(通称・全日学)での活躍にも期待が懸かる。
◆大会結果
①定松・宮本組
○ベスト4=和田・岩城組
以上がランク入り(ベスト8)
●高橋拓己(文2)・高橋徹(文1)組、庄祐平(文4)・坂野申悟(法3)組=5回戦敗退
●大坂亮輔主将(文4)・一ノ瀬拓巳(法1)組=4回戦敗退
●八木橋優(文4)・高杉東志(法2)組=3回戦敗退
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部