卓球部

卓球部 全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)ダブルス

2014年10月27日

10月24、25日
愛知県体育館
大野・大坂組が昨年に続いてベスト4!
鈴木・徳永組も2年連続ベスト8

準々決勝の鈴木(左)と徳永(右)

 ダブルスは、今季リーグ戦全てに出場した、鈴木将幸(商4)・徳永大輝(商3)組をはじめ、藤木祥二(商4)・定松祐輔(文1)組、大野泰士(文3)・大坂亮輔(文2)組、八木橋優(文2)・宮本幸典(文1)組の4組が出場した。大野・大坂組が昨年に続いてベスト4入りを果たし、鈴木・徳永組も2年連続でベスト8に入った。
 1回戦は、八木橋・宮本組が西浦・上岡組(近大)と対戦。途中、相手に攻め込まれる部分があったものの、落ち着いて取り返し、ゲームカウント3-1で勝利した。中大勢のほかのペアは、シードのため、2回戦からの登場となった。
 2回戦、八木橋・宮本組は澤畑・西村組(日大)と当たった。一進一退の攻防でゲームカウント1-1とするが、そこから2セットを共に11-5で奪われ、ここで敗退となった。シードで登場してきた3組は、危なげない試合運びで3回戦へと駒を進める。
 3回戦で大野・大坂組は1つ目の山を迎える。相手は松浦・吉野組(八戸工大)。ゲームカウント1-1で迎えた第3セットを競り合いの中、14-16で落とす。相手はジュースを制した勢いに乗り、強気で攻めてくる。もう落とせない続く第4セットを、相手の勢いをなんとか断ち切り11-9で奪い返した。最後の第5セットは再びジュースにもつれる接戦となった。粘り強い卓球を見せ、16-14で勝ち切り、4回戦に進むことが決定した。鈴木・徳永組、藤木・定松組も、3回戦を勝ち抜いた。

準決勝、第5セットの大坂(左)と大野(右)

 4回戦は勝利するとランク入り(ダブルスはベスト8以上)が決定する。藤木・定松組が愛知工大のエースダブルスである吉村・藤村組と対戦した。トップレベルの選手を前に、ゲームカウント0-3のストレートで敗北。ベスト16で、ランク入りはならなかった。鈴木・徳永組の相手は、明大の森・西森組。第1セットこそ奪われたものの、続く3セットを連取し、2年連続のベスト8でランク入りを決めた。大野・大坂組が戦ったのは専大のエースダブルス、田添・東組。秋季リーグでは鈴木・徳永組がストレートで敗れていたが、その雪辱を果たし、ゲームカウント3-0のストレートで快勝。こちらも、昨年に続くベスト8進出が決まった。
 5回戦、準々決勝ではベスト8が出そろい、さらにハイレベルな試合となる。ベスト8のうち4組を占めた明大。その明大のエースダブルスで、今大会の第1シードである平野・有延組と、鈴木・徳永組が対戦した。昨年もこの準々決勝で同組と戦い、敗れていた。悔しさを晴らしたい1戦だったが、9-11、10-12、7-11とストレートでの敗北した。大野・大坂組も神・松下組(明大)との対戦。同じく昨年も対戦して、3-1で勝利していた。第1セットを先取されるが、第2、第3セットを落ち着いて奪い返す。勝利に王手をかけたが、第4セットを奪われゲームカウント2-2で、勝負は最後の第5セットにもつれこんだ。接戦となったが、持ち味のコンビネーションで11-9で勝利。準決勝進出を決めた。

 2年連続で準決勝に残った大野・大坂組。相手は、4回戦で藤木・定松組を下した、吉村・藤村組(愛知工大)だ。試合は、フルセットにもつれる接戦となった。第5セットは序盤リードしていたものの、後半に逆転負けという悔しい結果となり、ここで敗退が決まった。ここまで強敵を破って勝ち上がってきた結果に「去年と同じでうれしい」(大野)と語った。しかし「準決勝は勝てた試合」(大野)、「勝てるチャンスはあった」(大坂)と、2人はさらに上を見据えている。
 この結果に、鈴木監督は「ベスト8に2組が入ってくれて、『ダブルスの中央』のメンツを保った」と満足そうに語った。
1回戦
○八木橋・宮本組 3-1 西浦・上岡組(近大)●

2回戦
○鈴木・徳永組 3-0 徳田・青木組(中京大)●
●八木橋・宮本組 1-3 澤畑・西村組(日大)○
○大野・大坂組 3-0 杉本・村松組(中京大)●
○藤木・定松組 3-0 江藤・白根組(近大)●

3回戦
○鈴木・徳永組 3-1 小島・村上組(駒大)●
○大野・大坂組 3-2 杉浦・吉野組(八戸工大)●
○藤木・定松組 3-0 矢城・中村組(立命大)●

4回戦
○鈴木・徳永組 3-1 森・西森組(明大)●
○大野・大坂組 3-0 田添・東組(専大)●
●藤木・定松組 0-3 吉村・藤村組(愛知工大)○

5回戦
●鈴木・徳永組 0-3 平野・有延組(明大)○
○大野・大坂組 3-2 神・松下組(明大)●

準決勝
●大野・大坂組 2-3 吉村・藤村組(愛知工大)○

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部