ソフトボール部(男子部)

ソフトボール部(男子)・第30回東日本大学ソフトボール選手権大会対文教大、早大

2015年08月19日

8月9日 長野県・番場原運動公園

2死まで追い詰めるも・・・早大に8回サヨナラ負け

サヨナラ打を浴び肩を落とす川村

▲サヨナラ打を浴び肩を落とす川村

 前日行われた女子に続き、男子の試合が行われた。1回戦は文教大と点を取りあう展開になったが、1点差で逃げ切った。2回戦の相手は早大。リーグ戦でも苦戦を強いられた相手に対して、投打が粘りを見せてタイブレークへと持ち込んだ。しかし最後は早大に押し切られ、ベスト8で大会を終えた。

 1回戦の文教大戦。リーグ戦では3部に所属する相手だ。中大が有利かと思われたが、エースの川村卓未(商3)が初回に二者連続で本塁打を許し、いきなり3点を失う。中大は3回にも失策などで2点を失い、一転して追いかける展開となった。

 3回裏、先頭の川村が安打で出塁すると、続く玉谷悠人(商2)と鈴木颯斗(理工2)も続き無死満塁のチャンスを作る。3番平野智士(理工4)の犠飛と冨士眞胡人(商3)の適時打で2点を返したが、後続が倒れ2点で終わる。しかし、その裏に川村がこの試合3本目の本塁打を浴び、さらに1点を失ってしまう。

 中大がようやく反撃の兆しを見せたのは4回からだった。4回に川村が適時二塁打を放つと、5回は玉谷の走者一掃の適時三塁打を含む7安打、打者12人の猛攻で一挙に8得点を挙げた。  一転リードをもらった川村だが、6回には3点を返されて1死しか奪えず降板。2番手の宮川晋之輔(法2)も犠飛で1点を失い、1点差に詰め寄られる。しかし、最後は宮川が2者連続三振で締め、10-11で辛勝した。

6回、同点の適時二塁打を放ちガッツポーズする芝

▲6回、同点の適時二塁打を放ちガッツポーズする芝

 2回戦は早大と対戦。春季リーグ戦では5回コールドで敗れている。3回に1点を先制されたが、4回に冨士の本塁打で同点に追いつく。その後も中大が玉谷の適時打で1点を取り同点に追いつくと、早大が1点勝ち越すシーソーゲームとなった。

 この試合も先発した川村。文教大戦を終え「焦らないように意識した」と落ち着いた投球で早大打線を抑えていく。試合は6回に芝多聞(商3)が適時二塁打を放ち同点とすると、その後は両者譲らず延長タイブレークへ突入した。

 8回表、無死二塁から始まる中大の攻撃。先頭の鈴木が犠打を決めてチャンスを広げたいところだったが、三振に終わる。続く平野が内野安打で出塁するが、冨士と芝が連続三振に倒れて無得点。一転してサヨナラ負けのピンチを迎える。

 8回裏、早大は5回に特大のソロ本塁打を放った4番から攻撃が始まった。中大は敬遠し、続く打者を打ち取ってまず1死。1死一、三塁となったところで、中大は満塁策をとる。その後は内野フライで2死まで追い詰めた。しかし、8番打者に三遊間を抜かれるサヨナラ打を浴びてゲームセット。あとアウト1つのところで力尽きた。

 「味方の得点の後にホームランを打たれたのが反省」と川村は悔しそうに語った。しかし捕手の井原奨之(総3)は川村の力投を「今までで一番良かったと思う」と評した。守備陣も冨士や平野の好プレーが光り「エラーなく(打球を)さばいたのは大きい」(鈴木監督)と手ごたえを口にした。

 東日本大会を終え、月末にはいよいよインカレが始まる。4年生にとっては最後の公式戦だ。寺本豊主将(法4)は「入学した時は(部の目標であるインカレ)ベスト4は漠然としていたが、昨年、おととしと1回戦を突破しているので、しっかり戦いたい」と先を見据えた。投打がきちんとかみ合えば、念願のインカレベスト4も夢ではない。

◆試合結果◆

文教大=302 104 0=10

中  大=002 180 x=11

 

中 大=000 111 00 =3

早 大=010 110 01x=4

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部