ソフトボール部(男子部)
ソフトボール部 東京都大学ソフトボール連盟春季リーグ戦(男子)対学習院大
2015年05月06日
5月2日 早大所沢グラウンド
1点差で辛勝 明日の最終戦へ
▲6回、この試合3安打目となる2点適時三塁打を放った石田
リーグ戦も終盤に差し掛かったこの試合は、学習院大との対戦になった。2回に本塁打で先制されるも、直後に石田直己(理工1)のセーフティーバントをきっかけに逆転。4回に同点に追いつかれたが、6回に石田の2点適時三塁打と寺本豊主将(法4)のスクイズで再び勝ち越した。その裏に2点を返されたものの、最後は1点差で中大が逃げ切った。
2回に本塁打で1点を失った中大。3回の攻撃は1番の石田から始まった。石田が得意のセーフティーバントで出塁し、盗塁を決める。続く寺本主将が四球を選ぶと石田が三盗を敢行し、相手守備の乱れを突いて石田と寺本主将が生還。1安打ながら逆転に成功した。4回に先発の宮川晋之輔(法2)が3連打を許し同点に追いつかれたが、逆転は許さず踏ん張りを見せた。
▲6回、代打で出塁し勝ち越しのきっかけとなる安打を放った芝
宮川は5回1死一、二塁のピンチを迎えたところで降板し、川村卓未(商3)に後を託した。川村は後続を一ゴロ、三飛に打ち取り無失点に抑え、味方の反撃を待つ。 6回、先頭の代打・芝多聞(商2)が安打を放つと、森添巧将(商4)が四球を選ぶ。1死二、三塁となり、打席には石田。「先輩方の期待に応えたかった」とフルカウントからの7球目を右中間に弾き返した。続く寺本主将がスクイズでこの回3点目を挙げ、勝ち越しに成功した。 川村はその裏に3本の安打で2点を失ったものの、7回を3人で締めて1点差で辛勝した。
3安打の活躍を見せた石田は、50m5秒8という瞬足の持ち主。瞬足を生かしたセーフティーバントが持ち味だ。だが、今日は小技だけではなく長打も放ち、寺本主将は「大学に入学して1ヶ月であそこまでできるとは、本当にすごい」と絶賛。鈴木監督も「今のチームで一番『活きの良い』選手」と笑顔を見せた。石田は「明日もいつも通りのプレーで、チームを勢いづけたい」と謙虚に最終戦への抱負を語った。
先日の国士大戦はコールド勝ちを収めたが、この試合は1点差のゲームとなった。だが、寺本主将は「今日のような試合を勝てたことは、自信を持って良いと思う」と前を向いている。春季リーグ戦も明日が最終戦。4年生にとっては最後のリーグ戦となる。「明日勝てば、得失点差次第で3位も狙える」(鈴木監督)位置にいるだけに、何とか白星で終えたいところだ。
◆試合結果◆
中 大=002 003 0=5
学習院大=010 102 0=4
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部