ソフトボール部(男子部)

ソフトボール部 東京都大学ソフトボール連盟春季リーグ戦(男子)対国士大

2015年04月28日

4月25日 国士大グラウンド 打順組み替えが奏効!今季公式戦初勝利

試合を決める本塁打を放った冨士 ▲試合を決める本塁打を放った冨士

 ソフトボール部がようやく今季の公式戦初勝利を手にした。今年3月に行われた東海オープンでは3敗1分けに終わり、2週間前に開幕したリーグ戦も早大、学芸大に敗れて連敗スタート。エース・川村卓未(商3)の故障もあり苦しい戦いを強いられていた。ところが、この試合では強豪国士大に対し、2回までに9点差をつけて圧倒。5回までに3点を失ったものの、最後は4番・冨士眞胡人(商3)に本塁打が飛び出しコールド勝ちを収めた。

 「沈むところまで沈んだ感じ」(宮川晋之輔・法2)のチームが息を吹き返した。初回の国士大の攻撃を無失点に抑えて流れに乗ると、その裏に1年生ながら1番に抜擢された石田直己(理工1)が出塁。すかさず盗塁を決めてチャンスを広げる。寺本豊主将(法4)が四球を選ぶと、続く平野智士(理工4)がセーフティーバントを敢行。一塁へヘッドスライディングし、セーフをもぎ取る気迫のプレーで盛り上げる。無死満塁の場面で冨士が右越えの適時三塁打を放った。更に安藤雅斗(経3)も適時打を放ち、初回に4点を先制する。

初本塁打を放った玉谷 ▲初本塁打を放った玉谷

 中大の勢いは2回も続く。先頭の宮川が二塁打を放つと鈴木颯斗(理工2)が続き、1死後に寺本主将が安打を放つ。4番・冨士が2本目となる適時打を放つと、5番の玉谷悠人(商2)が2ボール1ストライクからの3球目をフルスイング。「(柵を越えるか)微妙だった」と言う打球はそのままフェンスを越え、自身初となる本塁打に。鈴木監督も「すごく成長してくれた」と手放しで喜んだ1発で、2回を終えて国士大に9点差をつけて大きくリードする展開となった。

4回に急きょリリーフし無失点に抑えた川村は安堵の表情を見せる ▲4回に急きょリリーフし無失点に抑えた川村は安堵の表情を見せる

 「先週あたりから投球練習を再開した」と言う川村に代わり、先発は宮川。3回に3連打を浴びて1点を失ったものの、味方の守備にも助けられ最小失点でしのぐ。ところが、4回にアクシデントが襲う。宮川が8番打者に2球目を投じた後、右脚に痛みを訴えて降板。脚がつっただけで大事には至らなかったものの、川村が急きょリリーフで登板することになった。故障から復帰したばかりの川村だが、代わった直後の回を無失点に抑えてピンチを脱した。  川村は5回に2点本塁打を打たれたものの、依然として6点のリードを保ったまま試合は5回の裏へ。打席には当たっている冨士。初球「ど真ん中に来た」という直球を完璧に中堅へ運び、10-3で今季の公式戦初勝利を決めた。

 3打数3安打5打点の大活躍を見せた冨士だが、先日の試合までは1番で起用されていた。しかし思うような結果が出せず、打順の降格を申し出たという。そこで寺本主将は「出塁できればまず先の塁に進める」と言う瞬足の石田を1番に起用し、冨士を4番に据えるという作戦に出た。これが見事奏功。鈴木監督は「3安打でこれから調子を上げてくれると思う」と期待をにじませた。

 この試合をきっかけに「今まで暗かったところがガラッと変わった」と鈴木監督。「日体大や国士大に勝てる実力を持ったチーム」(平野)だけに、ここから仕切り直して、リーグ戦中にインカレの出場権を確保したいところだ。

 

◆試合結果◆ 国士大=000 102 =3 中 大=450 001x=10 ※規定により5回コールド

次戦の予定は5月2日(土)対学習院大(9:30~早大所沢キャンパス)です!