ソフトボール部(男子部)

ソフトボール部 全日本総合選手権ソフトボール大会(男子)東京都予選会対立大、早大

2014年05月20日

早大を崩せずコールド負け
5月17日 瑞穂町営第2グラウンド
 先週のインカレ予選に勝利し、3大会連続のインカレ出場を決めたソフトボール部。全日本選手権の出場権を懸けて予選会に臨んだ。初戦の立大は危なげない試合運びで勝利を収めたが、2回戦の早大には2回から毎回失点でコールド負けを喫してしまった。

大学初本塁打を放った増田

 1回戦はリーグ2部に所属する立大と対戦。普段は控えに回ることの多い選手が出場したが、植西剛大主将(法4)が「良いアピールをしてくれた」と振り返ったように、打線が初回から爆発した。
 先頭の本間政祐(総2)が死球で出塁し、井原奨之(総2)と芝多聞(商1)の連続適時二塁打で幸先よく先制する。その後も河村昌保(法3)の犠飛、芝と山田紘基(商4)の適時二塁打、今井大樹(商2)と高橋良(法3)が適時打を放つなど打者15人の猛攻で12点の大量得点を挙げる。

 先発はエースの川村卓未(商2)ではなく、大学初先発の秋山駿(法1)。先発は1週間ほど前から伝えられていて、気負わずに調整を続けてきたというが、やはり初先発は「緊張した」という。初回は先頭打者に安打を許したものの、次打者を遊ゴロ併殺に打ち取るなど守備にも助けられて無失点に抑える。

 3回には無死2塁から、代打で出場した増田雄介(経3)が直球を振りぬき左中間へ本塁打を放った。鈴木監督は「公式戦初打席でよくやってくれた」と手放しで喜んだが、増田は「これを機にアピールしていけたら」と気を引き締めていた。
 秋山は2回と3回にそれぞれ1点を失ったが、4回に2死2塁から芝が左翼へ適時二塁打を放ち、1点を追加すると最終回は川村がきっちり締めて14-2で4回コールド勝ちを収めた。
 

本塁打を放った芝。積極的な打撃が魅力だ

 2回戦で対戦した早大は、昨年の秋季リーグ戦で勝利を収めている相手だが、先日行われた春季リーグ戦では10点差をつけられ敗れている。そこで、先発捕手に森添巧将(商3)ではなく井原を起用し勝利を目指した。
まず先制したい打線は、先頭の近藤優輝(法3)が2塁打を放つと森添が左前に適時打を放ち1点を先取する。先発したエース川村はその裏の先頭打者に四球を与えるものの、井原が盗塁を阻止。無失点で切り抜けた。
 しかし、2回から川村が早大打線につかまってしまう。簡単に2死を取った後、7番打者に3塁打を浴びて9番打者に適時2塁打を打たれて同点に追いつかれた。3回には7番の2点本塁打を含む3失点を喫し逆転される。4回には7番の2打席連続2点本塁打などで一挙に6点を失ってしまった。川村は「調子は最悪だった。右打者に簡単に打たれてしまった」と反省点を口にした。
何とか追いつきたい打線であったが、5回に芝が「狙っていた」と気を吐きソロ本塁打を放つがそれまで。2-10でコールド負けを喫した。
 春季リーグ戦、インカレ予選と公式戦を終え、ここから2週間ほど休養に入る。試合後に「今は一つのヤマ場に来ている」と話した植西主将。「休養明けには1年生も含めて全員でスタート。その中で学年に関係なく実力のある選手がインカレに出られる」(鈴木監督)と言うとおり、チーム全体をもう一度底上げして8月の東日本大会、インカレへとつなげられるか。
 

◆試合結果
中 大=12 0 2 1=15
立 大=0 1 1 0 =0   (4回コールド)

中 大=10001=2
早 大=0136 ×=10   (5回コールド)


写真・記事:「中大スポーツ」新聞部