スケート部

スケート部・日本学生氷上競技選手権大会3位決定戦対関大戦

2018年01月04日

12・29 テクノルアイスパーク八戸

インカレ3位!4年生勝利で締めくくる

 

 準決勝敗退から一夜明け、関大との3位決定戦が行われた。4年生にとっては大学最後の試合だが、東洋大に負けた悔しさを1日で切り替えるのは容易なことではない。しかし、「いつも以上に良い雰囲気だった」と八戸監督。「最後は勝って笑いたい」(稲村悠人・商4)。4年生が中心となってチームを盛り上げた。普段出場機会が少ない選手も多く起用。3セット目は4年生のみのセットとなった。「初めて組んだけどコミュニケーションがとれてやりやすかった」(乾純也・総4)。そして「4年間で一番楽しい試合だった」(松沢健也・文4)と振り返った。

 

〈第1ピリオド〉

 前日の東洋大戦ではチャンスを決めきれず、「細かいミスから立て直すことができなかった」(八戸監督)。しかし関大戦では、完全に中大ペースで試合が進むことに。先制点を叩き出したのは小泉智也主将(法4)。「なかなか得点できず苦しいシーズンだった。最後の最後で得点できて本当に良かった」(小泉)。待望のゴールにベンチも大いに沸いた。勢いに乗った中大は約6分に矢野倫太郎(総3)が追加点を決め、2-0で第2ピリオドにつないだ。

 

▲先制点を決めた小泉主将

 

〈第2ピリオド〉

 約23分、関大に左サイドからのゴールを許し、1点差に追いつかれる。ゴールに迫るもなかなか決定打を打ち出せず、我慢の時間が続く。試合が動いたのは約37分。植森脩太郎(法2)のブルーラインからのロングシュートが華麗にゴールに吸い込まれた。個々の高いスキルと組織的なホッケーで失点を1点に抑えた。

 

▲植森の得点を喜ぶ選手たち  

 

〈第3ピリオド〉

 チームワークの良さが光った。終盤は4年生中心でリンクに出場。「楽しまなきゃ損だなと思った」(小野光太郎・総4)。アタッキングゾーンで主に試合を展開。それぞれ4年間の思いを胸に最後の1秒までパックを追った。関大の6人攻撃にも屈することなく、残り2分のところで桶屋樹生(経4)、小泉主将のアシストのもと、無人のゴールネットに乾がパックを押し込んだ。完封勝利とはならなかったものの4-1で中大の強さを見せつけた。

 

 目標である日本一には届かず、無冠の年となってしまった。なかなか結果は伴わず、「後輩に優勝を経験させてあげられなくて悔しい」(坂本颯・法4)。しかし4年生は口をそろえて言った。「来年こそは三冠をとってほしい」と。先輩の思いは後輩へと受け継がれた。明大から王座を奪還し、悲願の三冠を成し遂げてくれるはずだ。

 

◆試合結果

○中大4(2-0、1-1、1-0)1関大●

 

◆中大の得点

02:05 G小泉主将 A乾、小野

06:21 G矢野 A松沢

37:45 G植森 A齊藤大知(法2)、坂本

58:34 G乾 A桶屋、小泉主将

 

◆大会結果◆

①明大②東洋大③中大

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部