スケート部

スケート部・関東大学アイスホッケー選手権大会対慶大戦

2017年04月21日

4月16日 ダイドードリンコアイスアリーナ

勝利するも課題の残る試合に

 

 春大会2試合目は慶大と対戦。4-0で第2ピリオドを折り返し、完封勝利なるかと思いきや、第3ピリオドで一挙に3点を返され、ひやりとする展開に。激しい攻防戦の末、5-3で勝利し、危機一髪で準決勝に駒を進めるも課題の残る試合となった。「(昨年度二冠を達成し)練習をやっていても変な安堵感があった。良い意味で危機感が出たのではないか」(八戸監督)。

 

〈第1ピリオド〉

 なかなか決定打を打ち出せず、我慢の時間が続く。沈黙を破ったのは坂本颯(法4)だった。開始約14分に3度目のパワープレーのチャンスを生かし、先制。その5分後、2点目を決め、慶大に力の差を見せつけた。

 

 ▲坂本颯(法4)

 

〈第2ピリオド〉

 序盤から慶大の容赦ない攻めに遭う。また、両者ともに相次ぐ反則に苦しめられるが、桶屋樹生(経4)が約29分に追加点をあげると中大の流れに。その後も脇本直迪(法4)の放った一度GKにはじかれたパックがゴールに入るなど良い流れのままこのピリオドを終えた。

 

 ▲パックをもつ脇本直迪(法4)

 

  〈第3ピリオド〉 

 「4-0できて、心のどこかでもう勝てると思ってしまった」(金子将太朗・法3)。気の緩みが連続3失点につながり、不穏な空気が流れる。試合は徐々に慶大ペースに。残り5秒の土壇場で桶屋がネットを揺らすも、「チームの悪いところが全部出てしまった試合になった」(坂本)。

 

 チームのエース蓑島圭悟(法3)が日本代表に選出され、この試合から出場できないこともチームの不安要素。「みんなの士気も違うし、守りも安定しにくい。あいつ(蓑島)が攻めも守りもスタートライン」(金子)。彼の穴を補うのは容易ではない。ただ「いない選手のことをどうこう言ってもしょうがない。選手たちは経験を積む良い機会だと思ってほしい」(八戸監督)。

 

 4強の一角、早大が敗れ、日体大との対戦となる次戦。「ミスを少なく、パスをつなぎ、組織的に一つとなってやる中大のホッケー」(小泉智也主将・法4)で、目の前の一勝を目指す。

 

◆試合結果

〇中大5(2-0、2-0、1-3)3慶大●

 

◆中大の得点

14:22 G26坂本 A77齊藤大知(法2)、23乾純也(総4)

19:53 G26坂本 A77齊藤

29:12 G81桶屋 A83小野光太郎(総4)、10小泉主将

33:37 G16脇本

59:55 G81桶屋 A64松沢健也(文4)

 

 次の試合は関東大学アイスホッケー選手権大会対日体大戦(4月23日 12:30~ ダイドードリンコアイスアリーナ)です!

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部