準硬式野球部
準硬式野球部 第57回関東地区大学準硬式野球選手権大会決勝対日大
2015年04月03日
3月30日 八王子市民球場
昨秋のリベンジならず ライバル日大に惜敗
関東大会は昨夏の全日本選手権の決勝と同じ対決となった。全日本優勝校、準優勝校の対決にふさわしく初回から白熱したゲームとなった。しかし軍配は先制し逃げ切った日大に上がった。
中大の先行で始まった試合。四死球2つ、送りバントで1死二、三塁で4番の小貫慧太(商4)に回るも三振。次打者は今大会好調の岡田弦也(文3)だったが、右飛に倒れ先制することはできなかった。 先発のマウンドに上がるのは準決勝で1安打無四球完封という圧巻の投球を見せた保坂祐樹主将(商4)。2死を取った後、安打と四球で一、二塁とピンチを作る。一打先制のこの場面で、中村(日大)が保坂の投じた2球目を右前を弾き返した。日大の先制かと思われた。この日の右翼手は冨山拓海(文2)。守備が評価され準決勝から先発で出場していた。富山が捕球し、本塁へと送球する。捕手の國廣拓人(商3)が捕球し二塁走者をタッチしにいく。審判が拳を真上に上げた。中大も日大の先制を許さない。この試合が好ゲームになることを象徴するような初回の攻防だった。
▲先発した保坂
中大、日大ともにそれぞれ先制のチャンスを作るが生かせず、5回裏の日大の攻撃を迎えた。先頭打者に中越えの三塁打を浴び再びピンチを迎える。四球と投直で1死一、三塁。竹林(日大)が3球目をスクイズ。保坂がその打球を本塁にトスするも間に合わず先制を許した。右犠飛でこの回2点目を献上した。 6回から登板していた遠藤祐亮(文2)だったが、7回は3安打を浴びさらに2失点を喫した。これで0-4となった。 なんとか同点に追いつきたい中大。岡田の代打の比志和博(文4)が安打を放つと2四球で満塁となる。富山の二塁ゴロの間に1点を返す。國廣の代打の上野太一(商3)が左前適時打で、2点差とした。しかし後続が抑えられ、反撃はここまで。9回は三者凡退で2-4で優勝は日大に。
▲8回、適時打を放った上野
これで日大の関東大会で四連覇となった。関東大会の優勝校は今夏は金沢で行われる全日本選手権大会への出場が決まる。中大は昨年同様、6月の全日本選手権予選に回ることとなった。そして4月3日からは春季リーグ戦が始まる。関東大会のベスト4は中大、日大、3位の東海大、そして筑波大。筑波大は2部だが、ベスト4は全て東都リーグの大学である。東都は準硬式野球においても“戦国”であることがこの大会からもうかがえる。中大は昨秋、そして関東大会で日大に優勝を許しているだけに、戦国東都でリベンジを果たしたい。
◆試合結果
中大 000 000 020=2
日大 000 020 20×=4
◆大会結果
①日大❷中大③東海大