準硬式野球部

準硬式野球部 東都大学準硬式野球秋季リーグ戦対専大3回戦

2014年10月08日

10月8日 上柚木公園野球場
 小河原好投もあと一歩 勝ち点落とす

3回から登板し無失点に抑えた小河原

  1勝1敗で迎えた専大戦。絶対に負けられない1戦を、中大は今季好調の木下愛(商1)を先発にして迎えた。2回で3点を奪われた中大は、その後2点を返す。継投した小河原謙哉(文4)の好投も、打線がつながらず、試合は2-3で終了。中大は今季初めて勝ち点を落とした。
 木下は初回、先頭打者に死球を与えるも、続く打者に対し2者連続三振を奪う。流れをつかんだように思えたが、続く打者に右前二塁打を浴び、先制点を許す。さらには2回、2死二塁のピンチで本塁打を浴びてしまう。ここでマウンドは、エース小河原に託された。「流れを変えるために投手を変えた」(池田監督)。
 その後、両チームなかなか安打が出ない展開が続いたが、5回に中大にチャンスが訪れる。先頭の小林良太郎(文2)が相手の失策で出塁すると、小貫慧太(商3)が犠打で進める。2死二塁で打席は、この試合四番を託された萩原大貴主将(法4)にまわる。萩原主将の放った打球は、右翼フェンスを直撃し、1点を奪い返すことに成功した。続く6回、緑川皐太郎(経2)が、右中間三塁打を放ち2死三塁とすると、代打江間奨平(商3)が、左安打を放ち、さらに1点を追加した。
 小河原はほとんどの回を3人で抑える圧巻の投球を見せ、6回を無失点とし、迎えた最終回。小貫が左安打で出塁すると、続く打者、原田大輝(商2)の打球が相手の失策を誘い、1死一、二塁とする。しかし、チャンスはものにできず、試合は2-3で終了した。「小河原が投げて3人で抑えて、何回も流れをものにする機会があったのに、流れをものにすることができなかった」と萩原主将は振り返る。
 この試合を終えて小河原は、「今日は大事な試合という事は皆わかっていた、悔しい」と振り返る。また、「自分も1年生の時先輩の背中を見て感じたように、自分の背中を見て感じ取ってもらえるよう練習、試合に取り組んでいきたい」と後輩投手に託す思いも語った。
 中大に残された試合はあと2試合。「残り2試合、中大らしい野球をして勝つ」と、萩原主将は意気込んだ。
勝ち点こそは落としてしまったが、彼らの戦いはまだ終わってはいない。
◆試合結果
    123 456 789
中大 000 011 000=2
専大 120 000 000=3


写真・記事:「中大スポーツ」新聞部