自転車競技部

自転車競技部 第53回全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会

2014年05月26日

5月25日 埼玉・加須市+羽生市 利根川上流河川敷特設コース
昨年に続き悔しい2位

ゴールする中大チーム(先頭から黒瀬、高士、原井)

 今大会から世界基準に合わせ、距離を短くして行われたチーム・ロード・タイムトライアル。1周約30㎞のコースを2周の62.4㎞で争われた。昨年連覇を逃した中大は2年ぶりの優勝を目指したが、ライバル鹿屋体大に連覇を許し、悔しさの残る2位となった。

 メンバーは優勝した一昨年から3年連続で出場している緑川竣一主将(法4)、黒瀬耕平(法4)、高士拓也(法3)に原井博斗(法1)を加えた4人で臨んだ。直前に行われた合宿で「この4人が一番良かった。十分行ける」(緑川主将)と自信を持ってスタートした。
 昨年の成績順で時差スタートするため、昨年優勝校の鹿屋体大がまず出走し、昨年2位の中大は2番目で出走した。1周目は前を行く鹿屋体大がパンクするアクシデントに見舞われたこともあり、中大がリードを奪う。しかし2周目の折り返し地点手前で「2周目に入ってからは限界に近い状態だった」という緑川主将が足をつってしまい、ちぎれてしまう展開に。そこからは3人で協力してゴールを目指すことになった。

1周目。前から黒瀬、高士、原井、緑川主将

 「緑川先輩がちぎれてしまってからは我慢の走り」(高士)となった中大。高士は疲労による腰痛もあり、本来の調子ではなかった。また原井も「スピードが上がらなかった。ちぎれないように気持ちで走っていた」と合宿のようにはいかず、苦戦を強いられる。「個人的には今年一番調子が良かった」という黒瀬が積極的に先頭で引いたが、結果的に鹿屋体大に約2分の差を付けられて敗れてしまった。

 この競技を引っ張ってきた緑川主将、黒瀬にとっては4年生で迎えるこの大会が最後だった。「強い先輩が2人いるので今年勝てなければ勝てない」(高士)と意気込んで臨んだが、全員が合宿の通りの走りをすることはできず、優勝を逃してしまった。来年からは1年次から出場している高士を中心に「負けたのは悔しいが、いい経験になった」と振り返った原井などがチームを引っ張ることになるだろう。今大会での悔しさを胸に、次は2週間後の全日本学生選手権個人ロードレースに挑む。


◆大会結果◆
①鹿屋体大 1時間17分1秒65
②中大 1時間19分21秒78
③朝日大 1時間20分28秒88


写真・記事:「中大スポーツ」新聞部