サッカー部

サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦2部 後期第19節 対国士大戦

2017年11月01日

10月28日 江戸川区陸上競技場

首位国士大に完封勝利!ついに1部昇格圏内の2位に浮上

 

◆スタメン

GK 30佐川雅寛(経3)

DF 2安在達弥(商3)→84分・33相原旭(経2)、3渡辺剛(経3)、5須藤岳晟(経4)、27今掛航貴(経1)

MF 28中村亮太朗(経2)、23縄靖也(商2)、19加藤陸次樹(商2)

FW 20野口竜彦(文2)→89分・10寺村介(商4)、12池谷友喜(商4)、9大橋祐紀(商3)

 

◆試合結果

◯中大3−0国士大●

得点者:野口(29分)、池谷(69分、75分)

 

 前節で後期開幕以来、連勝を7に伸ばした中大。昇格争いが激しさを増す中、今節は現在首位であり、第10節では0ー2で負けを喫した強敵国士大と対戦。集中応援とも相まって競技場は大変な盛り上がりを見せた。

 

▲中大応援席

 

 小雨が降る中キックオフした今節。前半はさすがの首位と言うべき国士大にボールを持たれる時間が続く。それでも中大は必ず自分たちの時間も来ると信じながら、国士大の攻撃に必死に耐える。そんな強い思いが大事な、大事な先制点を生む。29分に前節、前々節と得点を決める活躍をしている野口が競技場を沸かす。FKからのボールを渡辺が折り返し、そのボールに反応した野口が豪快にシュート。「練習していた形」(野口)での見事なゴールを国士大相手にやってのけた。野口は「自分はプレッシャーに弱いタイプなんですけど、最近はみんなからの期待をプレッシャーに感じるのではなくモチベーションにしている」と精神的な変化を口にした。

 

▲先制点を奪い歓喜する選手たち

 

 その後も国士大に攻められるシーンはあったものの、DF陣を中心に集中した守備で前半を無失点で終えた。

 

 1点では決して安心できない。何としても追加点が欲しい後半は自分たちのサッカーを体現。相手の攻撃を防ぐと生まれるいいムードが攻撃にもつながっていく。そして待望の追加点を69分に池谷が奪う。「こぼれ球に泥臭く、頭でしっかり押しこんだ」(池谷)シュートがきっちりとネットを揺らしたその瞬間、サブの選手など多くの選手たちが池谷を囲み喜びを爆発させた。

 

▲池谷を囲み、喜びを爆発させる選手たち  

 

 ここからは完全に中大の流れだった。競技場は“まだ点が入る”、そんな中大ムードで包まれた。ものの6分後にその予感は現実となる。カウンターからのボールを加藤が池谷に絶妙なパス、池谷が落ち着いたチップキックでダメ押しの3得点目。試合を決定づけた。今節で2得点を決めた池谷はこれで、リーグ戦通算8得点目。2部の得点ランキングで5位に浮上した。

 

▲ダメ押し点を決める池谷

 

 池谷と野口の活躍が目立った今節。二人に対し手塚監督は「日頃のトレーニングを重ねてきた結果。同じポジションの選手が怪我をしてチャンスが見えてきたときにしっかりと入り込んだ」と評価。チーム内での激しいポジション争いが一層チームの勢いを増しているのかもしれない。

 

 昇格争いが佳境を迎える中、今節も勝利を収めた中大は後期開幕以来全勝の8連勝という脅威の記録を更新中。その勢いはとどまることを知らない。試合後須藤主将は「常にチャレンジャーで、それぞれがチームの成長を求めて日々頑張っている成果かなと思う」と話した。

 

 前節まで1つ上にいた早大が立正大相手に引き分けたため、そして今節の勝利により、中大はついに1部昇格圏内の2位に。次戦は「今シーズンで一番大事だと言っても過言ではない」(池谷)早大との直接対決だ。次節後笑っているのは中大か、早大か。それが中大であるためにチーム全員が一丸となって、自分たちの全てを懸けて大一番、早大戦に挑む。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部