サッカー部

サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦後期第2節 対順大

2015年09月15日

9月12日 味の素フィールド西が丘

 

守備陣崩れ4失点 後期リーグ戦は連敗スタート

 

 

 

▲敗戦が決まり、肩を落とす9内田佑介(商3)と11翁長聖(経3)

 

前期8節以来4試合勝利から遠ざかる中大。前節は出場停止だったエースの19矢島輝一(商2)が復帰を追い風とし、後期初勝利を目指した。しかし前半開始早々に失点し、いったん試合を立て直したものの、43分に再び失点。その後も53分までに2失点を喫し、流れを取り戻せないまま0-4で試合終了。攻撃陣はシュート3本、守備陣は4失点と完敗に終わった。

 

 前半開始わずか50秒過ぎ、ゴール前でのクリアが中途半端になったところを11番に決められ、いきなり順大が先制。出鼻を挫かれた中大は早くも追いかける展開となる。    しかし、中大は序盤の失点から試合を立て直し、次第に攻撃にリズムが生まれ出す。5分、左サイドを突破した7古橋匡梧(経3)が19矢島にクロスを上げるも、わずかに合わない。続く11分、7古橋の左CKに19矢島が頭で合わせるもわずかにクロスバーの上に外れる。さらに26分、8山田和輝(法4)の左クロスをGKが弾いたこぼれ球を7古橋がシュートするも、揺らしたのはサイドネット。なかなか同点に追いつけない。

 

 すると43分、先制後はあまりチャンスを作れなかった順大にゴール正面から守備陣が崩され、最後は10番に決められ失点。前半は0-2で折り返す。

 

 

 

▲チャンスをつくった8山田

 

 なんとか後半に巻き返したい中大は47分、右サイドからのボールをGKが弾いたところに8山田が反応し、GKを振り切ってマイナスに折り返すも味方に合わず。逆にこのプレーから順大にカウンターを仕掛けられ、最後は再び11番に流し込まれて3点差とされてしまう。さらに54分にも、相手10番の突破を一度は止めたところを繋がれ、最後は29番に決められて4点差と、中大にとっては非常に苦しい展開となる。    その後も中大はチャンスを作れず、逆に順大は幾度となく絶好機を迎えたが、このまま試合は0-4で終了。中大は後期リーグ開幕から2連敗と、苦しい展開となってしまった。

 

 前期リーグ戦は11試合でリーグワーストの23失点と守備が課題だった中大だったが、後期も開幕から2試合で7失点と、厳しい状況が続いている。「立ち上がり15分は締めていこうと夏から話していたにも関わらず、その時間に失点してしまうのは、ピッチに立っている11人の集中力の無さの証」と3小出啓太主将(商4)は厳しい表情で話した。また、前半のシュート3本のみに終わった攻撃陣について、「もう少しシンプルに、19矢島を使う中大の得点パターンに持っていきたかった。次節までに徹底していきたい」と手塚監督は振り返った。ほとんどボールが入らず孤立気味だった19矢島は、「前節から起用されている新しいメンバーとの連携を、残り9試合で詰めていきたい」と課題を口にした。

 

 「次節までの1週間にやれることは少ないが、もっとプレスバックやカウンターの場面で『勝ちたい』という気持ちを出していくことを叩き込んでいきたい」と小出主将が語る通り、次節までの限りある時間に対し、修正点は少なくはない。しかし、もともと個々の能力が高いチームだけに、ピッチ上の11人がしっかりと噛み合えば自ずと勝利は見えてくる。まずは次節、後期リーグ戦初勝利に期待したい。

 

◆試合結果

●中大0-4順大○

 

◆スタメン

GK30佐川雅寛(経1)

DF11翁長、13小川雄生(経3)、3小出、2縣翔平(商3)

MF18須藤岳晟(経2)→6飯干雄斗(経3)、10三島頌平(経2)→28桜井昴(法1)、9内田

FW7古橋、19矢島、8山田

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部