サッカー部
サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦後期第1節 対法大
2015年09月07日
9月5日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
三島先制弾も…守備耐えきれず開幕戦黒星
▲敗戦を悔しがる選手たち
後期リーグ戦が開幕した。前期終了時点で12チーム中10位という厳しい状況の中大はスタメンに公式戦初先発のGK30佐川雅寛(経1)、18須藤岳晟(経2)、31今井渓太(法3)を投入。さらに11翁長聖(経3)をサイドバックでの起用とし、前期とスタメンを大きく入れ替えた。前半7分にCKからのセットプレーで10三島頌平(経2)が押し込み先制に成功するが、25分に同点に追いつかれると、79分に勝ち越しを許す。さらにアディショナルタイムにはだめ押しのゴールを食らい、試合終了。初戦勝利で勢いづきたかった中大だが、1-3で敗北し、勝ち点を伸ばすことは出来なかった。
▲先制点を決め笑顔でハイタッチをする10三島
前半は、細かなパス回しで積極的な攻撃を仕掛けてくる法大に立ち上がりを押し込まれる展開が続く。しかし、堅い守備で守りきると、先にチャンスを迎えたのは中大。8山田和輝(法4)が素早いドリブルで左サイドを駆け上がると、ゴール前にいた7古橋匡梧(経3)にパス。これを相手DFがクリアし、CKを獲得した。2縣翔平(商3)のCKから31今井がシュートし、GKに弾かれたところを10三島が押し込み、先制に成功する。
しかし25分、サイドを崩され強烈なシュートを放たれるも3小出啓太主将(経4)が体を張って守備。だが、そのこぼれ球を押し込まれ、1-1とされる。
同点に追いつかれ、迎えた後半。サイドからの攻撃を中心にチャンスを作るも決めきることができない。そんな中、勝ち越し点を奪ったのは法大だった。79分、サイドを抜かれ、放たれたシュートをDFがはじくも、ミドルを決められ1-2とされてしまう。さらにアディショナルタイムにもダメ押しの1点を決められ1-3。初戦は黒星スタートとなった。
前期は1試合平均2.03、全試合通して23失点と全チームの中で最多失点。「12チームの中で一番守備意識が低い結果の表れ」(小出主将)と夏の練習では守備の徹底に力を入れた。また、合宿では毎日の二部練と、朝はもちろん、その他の時間にも走り込みのメニューを多く取り入れ、メンタル的にも体力的にも一回り大きく、強いチームを作りに奮闘した。練習試合ではその成果が出ていただけに、今日の敗戦は悔しさが残る。
「内容は悪くなかったが、守備のバランスが崩れてしまった」と振り返る小出主将。改善点が明確なだけに「結果が出ないことで個人が別の方向を向いてはいけない。チームを一つに戦っていくことが大事」と手塚監督は前を向いている。 1位から最下位まで混戦のため、後期の成績次第では上位に食い込む可能性もある。後期リーグ戦はまだ始まったばかり。今後の勝利に期待したい。
◆試合結果
●中大1-3法大○
得点者:三島
◆スタメン
GK30佐川
DF11翁長、13小川雄生(経3)、3小出、2縣
MF18須藤、28桜井昴(法1)→33田中優一(商1)、10三島、7古橋
FW31今井→29中村文哉(文1)、8山田
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部