サッカー部

サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦前期第3節 対早大

2015年04月20日

4月15日 江戸川陸上競技場

矢島ハット達成で今季リーグ戦初勝利!

 2戦で1敗1分の勝ち点1と、結果が出ない中で迎えた第3節の相手は早大。いきなり先制を許す展開となったが、矢島輝一(商2)が1試合3得点のハットトリックを達成する活躍を見せ、4ー1で快勝した。チームとして今季リーグ戦初勝利。昨季リーグ戦4位の強豪を圧倒した。

 開幕節や前節に続き先手を打たれてしまい、追う展開となった。前半12分、サイドを崩されクロスを跳ね返すことができず失点。手塚監督も序盤を「早大ペースだった」と振り返るように、地に足がつかない時間が続いた。その後も上手くパスが回らない時間も続き、25分には前線でボールを競った5橋本龍馬(経3)が相手との接触により負傷。その後プレーに参加できる状態になく6飯干雄斗(経3)と交代してしまうなどアクシデントもあった。  そんな悪い空気を矢島が吹き飛ばした。34分に左サイドでボールを受けた11翁長聖(経3)がアーリークロスを蹴り上げる。これに矢島が反応。得意のヘディングで合わせ、開幕節から3試合連続となる同点ゴールを決める。  さらに44分、CKのチャンスを得るとキッカー飯干のボールはファーサイドへ。2縣翔平(商3)折り返し、10三島頌平(商2)が左足でシュートを決め、逆転に成功する。50分にはCKから、一度はGKに弾き返されたボールを矢島が押し込み3-1。72分にも8山田和輝(法3)からのボールを矢島がヘッドで合わせ、この試合ハットトリック達成を達成した。4-1と差を広げ、試合を決定づけた。

 試合開始から吹き続けた強い風は、中大にとっての『追い風』だったのだろうか。「太陽の光もあり攻めにくかったが、相手も触りにくい状況。割り切った」(矢島)。3ゴール共にクロスからの得点。強風が影響するプレーに違いなかったが、今日の矢島には関係なかった。またこの日は母親の誕生日。「自分なりに高ぶっていた。ハットトリックできたのでうれしい。母にはまず、お誕生日おめでとうと言いたい」。チームを勝利に導く3得点を、母への最高の誕生日プレゼントとした。  また同じ2年生の三島も勝ち越しゴール。自信初のリーグ戦の得点だった。しかし「プレーは最悪だった。全然駄目」と猛省。また今季から『10番』を背負う。手塚監督も「一殻破って上にいってほしい」と首脳陣の期待は大きい。「総監督からはいつも『違いを見せてくれ』と言われている。結果にはこだわらないといけない」と勝利に沸くチームの中でも気を引き締めた。  「勝ったことがチームの自信になる。中2日の3連戦だったのでズルズルいくのが怖かった。だからこそ勝てたのが大きい」(手塚監督)。次戦は2日後の駒大戦。勢いに乗り、連勝を狙う。  

◆試合結果中大4-1早大● 得点者:矢島×3、三島

◆スタメン GK 21置田 DF 24安在達弥(商1)、13小川雄星(経3)、2縣翔平(商3)、38山中登士郎(文1) MF 10三島、8山田、5橋本→飯干 FW 35青山景昌(商1)→23寺村介(商2)、19矢島→9内田祐介(経3)、11翁長

記事・写真 「中大スポーツ」新聞部