アメリカンフットボール部

アメリカンフットボール部・関東大学アメリカンフットボールリーグ戦対明大グリフィンズ

2017年11月17日

11月12日 横浜スタジアム

TOP8で初の4勝へ タイブレークを制し最終戦につなぐ!

 

▲タイブレークでタッチダウンを決め喜ぶ選手たち

 

 第5節まで終え、2勝3敗の中大ラクーンズ。残り2戦となり、舞台は横浜スタジアムに移った。中大は第1Qでフィールドゴールを許し、勝ち越すことがないまま第4Qまで苦しい展開が続く。しかし、29番WR野田篤生(文4)のタッチダウンで追いつき、同点となり試合はタイブレークへ。またもやそこで野田がタッチダウンを決め、その裏の相手の攻撃をしのぎ勝利を収めた。

 

▲今日も要となり、強固なデフェンスを形成した23番DL佐藤将貴主将(法4)

 

 中大のレシーブで始まった第1Q。インターセプトを許すなど、上手くオフェンスがかみ合わず、先にフィ―ルドゴールで先制を許してしまう。第2Qで43ヤード付近から12番K小山竜平(文3)のフィ―ルドゴールで3-3に追いつく。しかし、明大グリフィンズに攻め込まれ前半終了間際にタッチダウンを決められ、3-10で折り返す。はやく追いつきたいラクーンズだったが、決めきれず、両チーム無得点で最終第4Qに突入。

 迎えた勝負の第4Q。「4Qでオーバータイムに入っても、焦らずしっかり自分たちのやるべきことを全うできたのが良かった。粘り強く戦えた」(蓬田ヘッドコーチ)。13番QB松岡修平(文4)から4番WR佐藤陸(法3)へのパスなどで、着実にファーストダウンを獲得し、敵陣の3ヤードまで攻め込む。そして残り6分。最後は頼りになる男、野田のタッチダウンで10-10の同点に追いつく。このタッチダウンを「OLとフルバックとランニングバックで取ったタッチダウンだったのですごくよかった」と野田は試合後に振り返った。

 その後、両者得点がなく、試合はタイブレークに突入。コイントスで勝った明大グリフィンズが後攻に、ラクーンズが先攻に決まった。すると野田が22ヤード付近からランで相手ディフェンスを抜き去り、キックも決め大きな7点を獲得する。この7点を23番DL佐藤将貴主将(法4)を中心に形成されるディフェンス陣が守りきり、今季3勝目を挙げた。  

 

▲この試合、タイブレークを含め2つのタッチダウンを決めた29番野田

 

 リーグ戦も残り1戦となったが、ラクーンズは2014年にTOP8のリーグ編成になってから、まだ4勝目を挙げたことがない。最後の立大ラッシャーズは昨年のリーグ戦と今年のオープン戦で敗れている相手であり、佐藤主将も「立大はめちゃくちゃ強い」と警戒している。4年生が出場するリーグ戦最後の試合を勝って終えれば、法大オレンジの結果次第で3位となり、その先の戦いの可能性も残される。「行けるものなら行って関西の強豪と試合したい。何としても絶対勝って、(法大オレンジの勝敗次第だが)マックス3位を目指していきたい」と蓬田ヘッドコーチ。ラクーンズの新たな歴史を刻む大きな一戦へ、最後まで選手は走り戦い続ける。

 

◆試合結果

〇中大ラクーンズ 10-10 明大グリフィンズ●

(0-3、3-7、0-0、7-0)

タイブレーク(7-0)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部