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2021年01月01日

新年のご挨拶 -学長 福原紀彦-

学長 福原紀彦

 2021年の年頭に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 現在、新型コロナウイルスの感染が地球規模で拡大し、多くの人々が生存の危機と生活の困難に直面しています。心からお見舞い申し上げ、医療分野をはじめ各関係分野で懸命なご努力を続けておられる皆さまに、敬意を表し感謝申し上げます。

 中央大学では、昨年より、本学の学生に学びの機会を確保するため、ICTを活用した教育研究支援システムと情報インフラを強化し、オンデマンド・コンテンツ等の知的資産を活用して、いち早くオンライン授業を開始しました。また、総額13億円を超える財源を確保して、すべての学生を対象に、奨学支援金を給付し、遠隔会議システムのホスト・アカウントを付与し、さらに、修学と生活に経済的困難が生じる一定の学生を対象とする手厚い奨学金制度を運用して、誰もが新しい時代の学びと活動を展開できるよう措置しています。
 私たちは、今こそ、白門を象徴とする伝統と実績を誇る中央大学の総力をもって、困難に立ち向かう人々と連携し、人類の持続的発展に寄与してきた大学の存在価値を強く認識し、パラダイムシフトが不可避な時代における大学の果たすべき責務と新たな役割を追求します。中央大学SDGs宣言は、その姿勢を明確にして、社会に発信するものです。

 中央大学は、「實地應用ノ素ヲ養フ」という建学の精神のもと、135年の歴史の中で、社会を支え、時代を拓く人材を社会に送り出してきました。本学が誇る実学教育とは、理論を究め、実務を拓き、理論と実務とを融合して知識や技能をもとに知性を磨き、その知性を社会のために発揮する力を養うことを意味しています。本学では、世界水準の研究にもとづく教育活動において、実学の伝統を継承するとともに、特色ある教育システムを数多く開発して活用し、グローバル・コンピテンシーを育成し、グローバル・プロフェッショナルを養成し、持続可能な社会をリードする人材を養成しています。

 私たち中央大学の2021年のチャレンジを紹介致します。

 2021年度にスタートする「中長期事業計画Chuo Vision 2025」の第2期計画においては、デジタル・トランスフォーメーション(DX)とともに、教育・研究・社会連携・国際交流を一層加速させて参ります。AI・データサイエンス教育を全学的に展開するのも、その一環です。世界基準の教育研究活動拠点にふさわしい次世代型キャンパス・デザインを構想して、多摩キャンパスでは、2020年4月の「グローバル館」「国際教育寮」開設に続き、2021年4月に教育研究の新棟がオープンします。そこでは、10年間にわたり蓄積してきた「教育力向上推進事業」の成果を踏まえて、新時代に相応しい教育を開発し実践致します。都心キャンパスでは、早期に法曹資格を取得できる新しい法曹養成制度をリードし、リカレント教育を発展させるために、法学部・大学院法学研究科・法科大学院・専門職大学院の連携を強化し、茗荷谷キャンパスと駿河台キャンパスとに新棟を建設して、構想の実現を図ります。

 各学部・大学院研究科における弛まぬ改革に加えて、学際的かつ問題発見・解決型の学部横断教育を実施する「ファカルティ・リンケージ・プログラム(FLP)」など全学教育連携の充実、グローバル人材育成のための各種プログラム、多様な資金獲得の拡大による研究基盤の整備、奨学金等による学修支援の充実、全国の大学に先駆けて国内でも海外でも実施している多様なインターンシップ、「教育力向上推進事業」として実施するチャレンジングな教育活動、「AI・データサイエンスセンター」、「ダイバーシティセンター」等による先端的な活動等、本学の特色と強みを活かした施策を持続的に発展させてまいります。

 伝統と実績があってこそ、語ることができ、拓かれる未来があります。SDGsを共有して持続可能な社会の構築に貢献し、「時代とともに社会とともに、愛され存在感のある中央大学」の新たな伝統を築き、新時代にふさわしい大学のあり方を追求し実践して参ります。 多くの皆さまのご理解とご支援を得て、今年を皆さまと未来への夢を共有する一年にできれば、これに勝る喜びはありません。皆さまのご健勝とご活躍を祈念しつつ、改めて、新年のご挨拶を申し上げます。

2021年1月1日     

 中央大学学長 福原紀彦