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10月21日(水)戦後70年記念シンポジウム「戦争と中央大学」を開催しました。
2015年10月21日

10月21日(水)に多摩キャンパスにおいて、戦後70年記念シンポジウム「戦争と中央大学」を開催しました。
本年2015年は、戦後70年目であるとともに中央大学にとっては創立130年を迎える年でもあります。
1943年に明治神宮外苑競技場において「出陣学徒壮行会」がおこなわれた10月21日にこのシンポジウムを開催した理由は、戦争の時代と中央大学を見つめ直し、その成果を後世に繋げるためです。
総長・学長の酒井正三郎による挨拶では、以下のような言葉がありました。
「現在、中央大学のキャンパスで、それぞれの希望を胸に日々学んでいる学生の皆さんも、もしもあの時代に生きていれば、このような運命に立ち向かわざるを得ませんでした。そのことを考えると、いま当たり前のように暮らし、学び、自由な意志で将来を思い描けることの意味の大きさをもう一度あらためて考えざるを得ません。
本日のシンポジウムが、すべての人々にとって平和に暮らせることの尊さを考える機会となりますよう、またこれからの未来を担う若者にとって、学ぶ意味と有り難みについて考える機会となりますよう、心から祈念いたします。」
当日は約400名収容の会場がほぼ満員となり、本学学生に加えてほぼ半数を一般のご来場者が占め、このテーマへの関心の高さが伺えました。
【シンポジウム次第】
1.開会の言葉:法学部教授 中島 康予(法学部長)
2.挨拶 :総長・学長 酒井 正三郎
3.挨拶 :法学部教授 廣岡 守穂
※このシンポジウムは、法学部教授・廣岡 守穂の担当科目「政治思想史A2」を公開しておこないました。
4.パネルディスカッション
コーディネーター:文学部教授 松尾 正人
1)「アジア太平洋戦争と大学」経済学部教授 土田 哲夫
2)資料紹介:大学史資料課
3)「戦時体制下における理工科学校~中央大学理工学部へ」
法学部准教授 岡田 大士
4)映像資料紹介「元特攻志願兵の証言~中央大学と戦争」
総合政策学部教授 松野 良一(総合政策学部長)
5)まとめ・質疑応答
本学では引き続き、写真パネル展示「戦後70年 -あらためて戦争と中央大学を考える」を多摩キャンパスグリーンテラスにおいて10月25日(日)までおこなっております。
最終日の日曜日は本学ホームカミングデーで、卒業生のみならず近隣の方々や中央大学にご興味を持っていただいている方々のご参加もお待ちしております。