FD・SD活動

第2回/第3回中央大学FD・SDミニセミナーを開催しました

2024年12月09日

12月6日(金)に、第2回・第3回中央大学FD・SDミニセミナーを実施しました。セミナーは昼休みを利用してオンラインで開催し、100名以上の教職員(兼任講師含む)がLIVEで参加しました。

 今回のテーマは、「生成系AIを利用した語学授業で進めたいこと、気をつけたいこと」とし、教育力研究開発機構「グッドプラクティス」でも取り上げられた法学部の中村文紀准教授が登壇しました。

 

 中村准教授からは前半に「授業編(第2回ミニセミナー)」として、英語(語学)と生成系AIの相性として、他の科目との違いについて言及がなされたうえで、その利点と問題点、活用の仕方について考察をいただきました。後半の「評価編(第3回ミニセミナー)」では、評価について避けるべき問題を上げたうえで、評価の視点、その視点に即した具体的な手法などがいくつか紹介されました。最後には評価に際しての学生とのコミュニケーションの重要性にも言及がなされ、生成系AIを活用しながらも、留意すべきポイントは生成系AI登場前と変わらないことに言及がなされました。

 

参加した教職員からは

・中村先生が緻密に授業や学生のことと向かい合い、生成系AIとの共存を図っていることに感銘を受けました。評価の仕方に悩んでいましたが、学生にも考えさせることで今までよりもよい学習の成果を得られるかもしれないと、前向きになる時間になりました。

・他の先生がどういう姿勢で臨んでいるか、どういう対応の可能性を模索されているかということが分かり、決定的な解決法はまだまだではあっても、そのことが分かったことも含め、大変成果が大きかったと思います。

・タイパが良くて参加しやすい時間設定だと思う。

といった声が寄せられました。

 

「FD・SDミニセミナー」は、中央大学FD・SD推進委員会を中心に「短時間で」「端的に」情報をキャッチアップする枠組みとして、2024年7月にスタートした企画です。1テーマ10~15分というごく短い時間で、FDあるいはSDに資するテーマを設定し、LIVE配信や録画映像のアーカイブを共有する機会としています。参加(視聴)しやすい形態として複数のテーマを設定することで、教職員一人ひとりが広いテーマに関して正確な知識を獲得し、もって効果的な大学運営に関する業務遂行能力の向上に資することを目的にしています。