FD(ファカルティ・ディベロップメント)活動

第14回FD・SD講演会を実施しました

2021年06月17日

  2021年5月28日(金)にオンラインで第14回FD・SD講演会を開催し、138名の教職員が参加しました。
今回の講演会は、学生×若手職員プロジェクト「巨大船 中大号」※の提案により実現したもので、「Withコロナ/Afterコロナにおいて中央大学に求められる大学教育とは?」をテーマに、外部有識者・教員・学生のコラボレーションによる講演会として実施しました。

 第一部では、「Withコロナ/Afterコロナにおける社会変容と中央大学に求められる人材輩出力とは」をテーマに、人事・採用コンサルタントの平間稔啓氏にご講演をいただきました。講演では、ご自身の採用担当者としての経験を踏まえた「社会(企業人)からみた中大生の評価」の分析や、学生の潜在能力を更に引き延ばすために本学の教職員がとるべき行動のヒント等をご紹介いただきました。

 第二部では、「Withコロナ/Afterコロナで求められる新たな教育手法・内容とは」をテーマに、本学教員(文学部・眞鍋倫子教授)と学生(法学部4年・栁沢晃太朗さん)の立場からそれぞれプレゼンテーションを実施し、両者の視点からWithコロナ/Afterコロナにおいて本学の教育活動が目指すべき方向性について教職員間で認識を共有しました。

 【参加者の感想】
・平間氏の講演については、事前に配布された資料だけでも、学生募集や学生対応に関するヒントがたくさん詰まっていた。他大の事例等、大学比較を通じて、人材育成に関するヒントやZ世代と働いていくために必要なことなどのヒントも得られた。
・眞鍋教授の講演からはオンライン授業への対応やコロナ禍における学生への配慮事例を通じて教員の苦労がリアルに伝わった。新しい環境で教員が最大限力を発揮できるようになるために職員は何をすべきかを考えさせられた。
・若手職員と学生さんとのコラボ企画はとてもよかった。栁沢さんのプレゼンテーションを聴くことで、コロナ禍で学生さんが考えていることを理解できるようになったと思う。また、学生さんが前向きな目線でオンライン授業の課題などを整理していたのがとても印象的で好感を持った。

 

※学生×若手職員プロジェクト「巨大船 中大号」とは
中央大学大学評価委員会が実施する学生アンケート(新入生アンケート、在学生アンケート、卒業時アンケート)の有効活用について、学生と若手職員の目線から検討・実践を行う有志団体であり、2017年度より活動しています。2019年度においては、学生アンケートの声をもとに学生証の利便性向上へ向けた取組みとして生年月日記載を提案・実現するなど、これまで積極的に活動を行っています。
https://twitter.com/chudaigo