社会・地域貢献
2018
中高生の皆さんへ
主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
中央大学では、中高生を対象に今年もサイエンスセミナーを開催します。
机の上の勉強からちょっと離れて、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?
参加費無料、昼食付
- 日時 :2018年8月23日(木)11:00~17:00
- 会場 :中央大学後楽園キャンパス
- 対象 :中学生・高校生
- スケジュール:
・11:00~ 受付
・11:30~ 開会式
・12:00~ 昼食会
・13:00~ 実験教室開始
・16:00~ 修了式 Tea Party
【実験コース一覧】
A.フラクタルとカオス | ||
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担当教員 | ![]() |
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脇田 順一 | ||
対象 | ||
中高生 | ||
募集定員 | ||
8名 | ||
実験内容 | ||
自然界には、一見すると複雑ですが、似たような構造がスケールを変えて自身の中に埋め込まれている自己相似なパターンが多くあります。このようなパターンをフラクタルと呼んでいます。一方で、比較的単純なメカニズムであるにもかかわらず、不規則で複雑な振る舞いを示す現象にカオスがあります。本コースでは、平安時代からの日本の伝統工芸である「墨流し」と「2重振り子」の実験を通して、フラクタルとカオスにふれてみましょう。 |
B.地震で地盤に起こる不思議な現象-液状化-を体験しよう! | ||
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担当教員 | ![]() 地震がくる前(液状化現象の発生前) ![]() 地震の後(液状化現象が発生した後) |
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平川 大貴 | ||
対象 | ||
中高生 | ||
募集定員 | ||
10名 | ||
実験内容 | ||
大きな地震が起こると軟弱な地盤では液状化現象が発生し、ひどい場合には地面から水が噴き出したり建物が傾いたりします。この液状化現象を体験し、自然災害について考えてみませんか? |
C.野菜や種の中身を見てみよう! | ||
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担当教員 | ![]() |
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土肥 徹次 | ||
対象 | ||
中高生 | ||
募集定員 | ||
10名 | ||
実験内容 | ||
病気や怪我をした時に“どこが悪いのか”体の内部を観察する時に使うMRI(核磁気共鳴画像法)という装置があります。このコースでは医療用の大型装置ではなく、小動物用の小型なMRI装置を使います。各自で信号を計測するための受信回路を試作してもらい、野菜や植物の種などの、身の回りにある小さなものの中身の観察を行います。 |
D.人工知能の世界を見てみよう! | ||
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担当教員 | ![]() |
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竹内 健 | ||
対象 | ||
中高生 | ||
募集定員 | ||
12名 | ||
実験内容 | ||
インターネットの検索、音声認識から自動翻訳、自動運転車など社会を大きく変えていくと期待されている人工知能。その一方、人工知能への過剰な期待からか、人間の仕事が機械に奪われていくと言う人もいます。本コースでは実際に人工知能を体験することで、人工知能の特徴や将来性を理解するのと同時に、人工知能の限界・逆に言うと人間の素晴らしさも再認識してもらいたいと思います。それにより、最先端の技術に触れるとともに、将来の進路を決める上での参考にしてもらいたいと思います。 |
E.蛍光物質をつくってみよう | ||
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担当教員 | ![]() |
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不破 春彦 | ||
対象 | ||
高校生のみ | ||
募集定員 | ||
10名 | ||
実験内容 | ||
触媒を用いた化学反応は、私たちの生活を豊かにするマテリアルや私たちの健康を守る医薬品の開発・生産に広く利用されています。本コースでは、貴金属触媒を使って簡単な蛍光物質をつくり、その性質を自分の目で確かめてみましょう。 |
F.人間の感性を測ってみよう | ||
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担当教員 | ![]() |
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加藤 俊一 | ||
対象 | ||
中高生 | ||
募集定員 | ||
15名 | ||
実験内容 | ||
人間の心の動きは視線の動きに現れると言われています。例えばテレビ広告やWeb広告では、私たちはどこに注目して興味を持ち、印象を感じるのでしょうか。本コースでは、視線の動きを計測する実験をとおして、広告への興味の持ち方や、広告から受ける印象との関係性を調べます。人間の感性と視線にはどのような関係があるのでしょうか? |
G.特殊眼鏡なし3Dディスプレイ上のホロウマスク錯視 | ||
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担当教員 | ![]() |
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白髪 丈晴 土中 哲秀 南畑 淳史 ※担当の先生が変更になりました。 |
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対象 | ||
高校生のみ | ||
募集定員 | ||
6名 | ||
実験内容 | ||
仮面の視線があなたを追いかけてくる「ホロウマスク錯視」を利用して、特殊眼鏡の要らない3Dディスプレイに映っている「奥にあるもの」が、あなたの位置を「追いかけてくる」不思議なCGを、あなた自身が3Dデータを作成して体験します。素材用に好きな風景写真のデータを持参してもかまいません(保護者の了解を得てください)。 |
H.酵母をシンクロナイズする? | ||
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担当教員 | ![]() |
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村上 浩士 | ||
対象 | ||
高校生のみ | ||
募集定員 | ||
8名 | ||
実験内容 | ||
酵母は、お酒やパンだけでなく、真核生物のモデル生物として、細胞の増える仕組みなど様々な基礎研究に役立っています。本コースでは、オスとメスに相当する酵母を用いて接合させ、さらに減数分裂をさせたり、酵母の細胞周期を同調する実験にチャレンジして、研究を体感してください。 |
I.空中にテニスボールを浮かせよう ー原理と応用ー | ||
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担当教員 | ![]() |
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幡野 博之 | ||
対象 | ||
高校生のみ | ||
募集定員 | ||
8名 | ||
実験内容 | ||
空気を噴き出すとテニスボールを空中に浮かせることができます。どうして起こるのか調べてみます。また、物体が浮遊する現象は自然界でもたくさん見られますし、この原理は産業界にも広く応用されています。どんなことが起きているのか調べ、産業に応用される理由について考えてみよう。 |
J.脳はうそつき | ||
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担当教員 | ![]() |
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檀 一平太 | ||
対象 | ||
高校生のみ | ||
募集定員 | ||
12名 | ||
実験内容 | ||
私たちは世界をありのままの形で見ていると信じていると思います。でも、そんなことをしていては、脳は視覚処理だけでパンクしてしまうでしょう。実際に脳が行っているのは、限られた視覚情報の中から物事の特徴を捉えて、残りを補間するという省エネ作業です。本コースでは盲点補間という現象に着目して、実際には見えていないのに脳が勝手に作り上げる虚像を実感していただきます。 |
K.水をきれいにするコンテスト | ||
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担当教員 | ![]() |
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山村 寛 | ||
対象 | ||
中高生 | ||
募集定員 | ||
8名 | ||
実験内容 | ||
水の浄化で、砂ろ過は要です。見た目はただ砂に水を通すだけで簡単そうに見えますが、ろ過で使う砂やろ過層の厚さなどによって、その浄化性能は大きく異なります。今回は、いろいろなろ材を使ってろ過床を作ってもらい、水をたくさん浄化できるろ床を開発してもらいます。 演習を通して、ろ過の仕組みと水道水の作り方を勉強します。 |
【お問い合わせ・お申込み】
- 中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー担当 電話:03-3817-1742
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下の「★Webサイトからのお申込みはこちらから★」の文字をクリックしてください。
★Webサイトからのお申込みはこちらから★(6/25~7/12)
「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。
2018年6月25日(月)から募集開始いたします。
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2018年6月25日(月)~7月12日(木)
※応募多数の場合は抽選にて参加者を決定いたします。
なお、抽選結果につきましては、ご当選の方のみ郵送にて通知いたします(7月中旬発送予定)。※希望コースは第三希望までお知らせください。
応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。※参加が決定した方(当選した方)で、やむを得ない事情により参加をキャンセルする場合、必ず理工学部事務室サイエンスセミナー担当(03-3817-1742)までご連絡ください。
次点の方に参加の確認をさせていただく場合があります。※同じ方より複数の登録があった場合、最初の1件以外は全て無効とさせていただきます(最初の1件目のコースにエントリーされます)。
※申込みフォームのメッセージの項目には同伴者についてご記入ください。
同伴者の方は実験に参加・見学できない場合がございますので、お友達・兄弟・姉妹などで実験参加者として応募したい場合は、それぞれお申し込みください。その際、ご関係をご記入いただければ、抽選時に配慮させていただきます。
【個人情報保護について】
サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、参加通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。
2018年8月23日(木)に、サイエンスセミナーを実施しました。
イベント概要
主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
日時:2018年8月23日(木)11:00~17:00
会場:中央大学後楽園キャンパス
対象:中高生
参加費:無料(昼食付き)
スケジュール
11:00~ 受付
11:30~ 開会式
12:00~ 昼食会(学食)
13:00~ 実験教室(以下参照)
16:00~ 修了式 Tea Party
参加・申し込み状況
ご好評により、毎年多くの方にお申込みおよびご参加いただいております。(応募者多数のため、参加者は抽選のうえ決定しております。)今年度もたくさんのお申し込みを頂き、ありがとうございました。
男女内訳 | 申込者 | 264(男: 160、女:104) |
参加者 | 88 (男:41、女:47) | |
学年内訳 | 申込者 | 高校生:87名<1年:55名、2年:28名、3年:4名> 中学生:177名<1年:75名、2年:68名、3年:34名> |
参加者 | 高校生:50名<1年:30名、2年:19名、3年:1名> 中学生:38名<1年:16名、2年:14名、3年:8名> |
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地域内訳 | 申込者 | 東京:145名、神奈川:33名、埼玉:34名、千葉:41名、茨城:6名、群馬:0名、栃木:1名 |
参加者 | 東京:47名、神奈川:10名、埼玉16名、千葉:11名、茨城:3名、群馬:0名 |
参加者の声
Aコース「フラクタルとカオス」脇田 順一
★1つ1つ手順をふまえて行ったので分かりやすかった。
★二十振り子の動きが興味深かった。
★研究していることを詳しく知ることができて今まで以上に興味を持ちました。
Bコース「地震で地盤に起こる不思議な現象-液状化-を体験しよう!」平川 大貴
★ずっと疑問に思っていたことがよく分かった。
★液状化現象をとても分かりやすく見て聞いて学ぶことができた。
★先生や学生に実際に話を聞けて楽しかった。
Cコース「野菜や種の中身を見てみよう!」土肥 徹次
★自分でやることが多くて楽しかった。
★MRIのしくみがわかってよかった。
★高校でも実施しない貴重な体験ができて、より興味がわいた。
Dコース「人工知能の世界を見てみよう!」竹内 健
★アキネーターが一番おもしろかった。
★想像していた人工知能とは違ったが、パソコンで機械的にモノを判別できるということがおもしろかった。
★あまりAIに注目したことはなかったけど、今回AIのすごさを知ることができて楽しかった。
Eコース「蛍光物質をつくってみよう」不破 春彦
★普段はなかなかできない実験を大学の施設でできてとても良い経験になった。
★化学のおもしろさを改めて実感できた。
★学校の授業で習ったことも使っていておもしろいと思った。
Fコース「人間の感性を測ってみよう」加藤 俊一
★私自身が文系なので緊張しましたが、CMや宣伝広告で活用できる分野なので楽しかった。
★感触工学という馴染みのないジャンルだったが、実験をやって楽しさを知った。この分野に興味が持てた。
★CMや宣伝広告で活用できる分野なので楽しかった。
Gコース「特殊眼鏡なし3Dディスプレイ上のホロウマスク錯視」白髪 丈晴 土中 哲秀 南畑 淳史
★ホロウマスクを知らなかったが、今回理解することができた。
★今まで参加した他の大学よりおもしろい企画で一番楽しかった。
★質問の応答も解説もしっかりしていてわかりやすかった。
Hコース「酵母をシンクロナイズする?」村上 浩士
★酵母は今まで見たことがなかったが、少し手を加えるだけで様々な違いができておもしろかった。
★様々な食材に使われていて普段もよく耳にするものだが、実際に見たのは初めてだった。
★実験器具も素晴らしいものを使わせていただき嬉しかった。
Iコース「空中にテニスボールを浮かせよう ー原理と応用ー」幡野 博之
★講義でわからなかった所も、実験で理解した。
★オープンキャンパスの研究室公開とはまた違った雰囲気を味わうことができた。
★今までやったことがないことができ、難しい箇所もあったが楽しかった。
Jコース「脳はうそつき」檀 一平太
★いつも体験できないことが体験できてよかった
★今回は目のことを学んだが、興味がわいたので人間の色々な部分についても学びたい。
★『脳科学』という分野に関わったのは初めてだったが、とても深く興味深い内容だった。
また大学選びの一助なるとともに、学校の勉強を頑張ろうという気持ちにさせてくださる楽しい時間だった。他校の方と交流できたこともよかった。
Kコース「水をきれいにするコンテスト」山村 寛
★丁寧に優しく、一緒に楽しくできてとてもよかった。
★もっとたくさん実験をしてみたいと思った。理科に興味を持つことができた。
★難しかったが、ためになる実験ができてよかった。
ギャラリー














みなさまの笑顔とともに、今年もサイエンスセミナーを無事に開催することができました。
たくさんの方々にご参加頂きありがとうございました。