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グローバル・パーソンを目指す中大生 vol.001 竹本 佳恵さん

合格通知の中のパンフが、運命を変える

私は当初、中央大学の総合政策学部ではなく他大学の英文学科に進学するつもりでいました。でも、合格通知の中に入っていたChallengers’ Programのパンフレットを見て「これだ!」と思ったんです。

将来オーストラリアの大学に進学したいという夢がある私にとって、学生時代にいかに実践的な英語力がつけられるかどうかは大きなポイントでした。Challengers’ Programなら英語で幅広い科目が学べるので、魅力を感じたのです。

でも、なぜオーストラリアなのかというと、それは高校1年の時に1カ月間、オーストラリアにホームステイをしたときの経験が大きく影響しています。
ホームステイ先の家族との楽しい思い出ができた一方で、街を歩いているときに見た先住民に対する白人のさげすみや、先住民と白人との貧富の差などを直に感じて、こうした問題を大学で学びたいと思いました。

頑張り続けるためには自分に自信を持つこと

Challengers’ Programで心に残っているのは、2年に履修した言語学の授業です。オーストラリア人の先生だったのですが、世界各地で活動していた経験を語ってくださって、とても興味深く感じました。課題レポートのテーマも自由に決めてよいということだったので、私は日本の小学校に英語のプログラムが導入されたことについて書きました。かなり詳しく調べて書いたことが評価されて、Aをいただきました! 1年のときはあまり成績がよくなく、2年の前期で履修したこの授業でAをもらえたことがひとつの自信になって、その後も頑張り続けることができました。

Challengers’ Programとは別にAustralian Studiesのゼミも履修

Challengers’ Programを履修して大変だったのは、英語が理解できないと知識にならない授業がたくさんあったこと。もちろん、苦手な数学も英語で学ばなければならず、Dをとってしまいました。高校の時の教科書を引っぱり出して調べたり、先生のところに質問に行ったりして、何とか単位はもらうことができましたが…。どの科目もレポート量がものすごく多くて、こなすことだけで精いっぱいでした。

でも、これだけ苦労した甲斐あって、今では受験時からさらに英語力がアップしたのを実感しています。

私はChallengers’ Programとは別にAustralian Studiesのゼミにも入っています。2年の終わりから卒論を書き始め、3年の1月に提出しました。テーマは、オーストラリアのノーザンテリトリーにおける先住民の児童性虐待について。2007年にとても話題になったトピックで、英語のソースばかりだったのですが、Challengers’ Programで日常的に英語の読み書きをしていたことがとても役立ち、結果、1万5000字くらいの論文を書き上げることができました。

新たな夢は、オーストラリアで働くこと

この春に中央大学を3年で卒業し、7月からオーストラリア国立大学(Australian National University)の大学院に進学します。ここでもオーストラリアのノーザンテリトリーにおける先住民の児童性虐待について、さらに研究を深めたいと思っています。オーストラリアには、私の調べている問題を解決しようとしている組織があるので、いずれはそこに勤めて、こうした問題に向き合ってみたいというのが新たな夢です。