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2021年01月08日

【究める vol.36】研究科委員長に聞く大学院での学びと研究⑤(袴田 兆彦 商学研究科委員長)

 

本記事は、11月18日(水)に行われた商学研究科のオンライン進学説明会での袴田 兆彦 研究科委員長による説明をまとめ、再構成したものです。
大学院とはどのようなところか、学部との違いや授業の進め方、研究の特徴などについて、研究科委員長の立場からお話をいただきました。
受験生の方や大学院という場所に関心をお持ちの方は、ぜひお読みください。

大学院とはどのようなところですか。

大学院は専門的な研究をするために設置された教育機関です。学部では高校までの教養教育の上に専門的な知識を学びますが、大学院では学部での興味関心をさらに発展させ、深めていきます。大学院では、伝統的な学問分野を学ぶことはもちろん、それをもとに現代の問題に対応した実践的な研究をすることができます。

大学院で学ぶ意義についてどのようにお考えですか。

グローバル化の時代にあっては、高度な専門的知識や実務に必要な分析能力、実践的な語学力などを身につける必要があります。これには学部4年間では足りない部分があり、大学院での研究を通じて身につけることができるものです。大学院は研究者を目指すためだけの場ではなく、キャリアアップの場でもあり、実務を目指す人も多く在籍しています。

大学院での授業はどのように進められますか。

大学院へ進学すると、「受ける」授業から「参加する」授業になり、講義科目であっても「聴く」だけではなくなります。また、授業を受ける人数は多くても十数名程度で、学部時代と違ってかなり専門的な勉強の仕方が要求されます。授業やセミナー、演習など複数の授業形態がありますが、最終的には指導教授による研究指導を受けながら論文を完成させていきます。また、大学院生になると、大学院での授業だけでなく、学外とのつながりも重要になります。学内外の研究会や学会に参加をして他大学の教員や大学院生と交流したり、自分がどのような位置にいるのかを確認したりすることが大切です。

大学院での研究とはどのようなものですか。

研究とは、新しい発見をしてその内容を説得力をもって発信することです。研究においては、課題を設定する独創性や実践的語学能力、統計処理能力、プレゼンテーション能力やチームで取り組むためのコミュニケーションスキルや倫理観・責任能力など数多くの力が求められます。また、研究には多様なテーマがありますので、自分は何に興味があるのか、それにはどのような意義があるのかをよく考え、課題解決のために幅広い専門知識を習得していく必要があります。狭い分野に限定されることなく、幅広い視野で課題設定をして研究に取り組んでほしいです。