国際連携・留学

「社会課題×アントレ」で未来をつくる-「第4回 中大アントレキャンプ」を開催しました

2026年3月26日(木)、多摩キャンパスフォレストゲイトウェイにて、高校生を対象とした「第4回中大アントレキャンプ」を実施しました。4月より中央大学に入学予定の50名の高校生が参加し、10チームに分かれて、仲間と協力しながら、社会課題をテーマに、新しいアイデアづくりに挑戦し、最後にプレゼンテーションまで行う実践型プログラムを実施しました。

本学ではアントレプレナーシップ教育を「不確実な状況で新しい価値に挑戦する精神を育てるための基礎教育」として、起業という限定的な活動に留めず、世界に通じるエコシステムのなかで力を発揮できるグローバルなマインドを持つ人材の養成を目指しています。
本イベントは、高校生が社会課題の解決にチャレンジする1DAYワークショップです。課題を単なる「アイデア出し」ではなく「ビジネス」で解決することにチャレンジします。

ワークショップの様子

チームビルディング

当日は、参加者同士の距離を縮めるチームビルディングからスタートしました。個人参加の高校生も多い中、自己紹介や簡単なワークを通じて自然と会話が生まれ、会場はすぐに活気ある雰囲気に包まれました。

起業家講演

文部科学省アントレプレナーシップ推進大使/株式会社RePlayce 代表取締役CEO/HR高等学院 共同設立者の山本 将裕 氏に「これからの学びとキャリアを考える」と題し、ご講演を行っていただきました。
山本氏のお話は、難しい理論や成功談を語るのではなく、「高校生の目線」に寄り添っていたことが印象的でした。まずは自分の興味・関心を起点に行動してみることなど、高校生が抱えやすい不安に対して、具体的で現実的なメッセージを届けてくださいました。
また、ご自身の学生時代のご経験も率直にお話いただき、参加者にとっては「特別な人の話」ではなく、「自分にも重なる話」として受け止めることができ、これからの学びやキャリアを主体的に考えるきっかけとなりました。

新規事業の作り方 顧客と課題

未来に必要とされるのは、「新しい価値を創造する力」。新規事業のはじめ方を学びながら、自分の挑戦をどう形にしていくかを考えるインプットの時間となりました。

ヒヤリング・プレゼン準備・メンタリング

いよいよアウトプットに向けた準備の時間が始まりました。
ミッションは、チームで協力しながら自分たちのアイデアを事業化する方法を考え、それを発表用スライドに落とし込むこと。制限時間は2時間。十分にあるようで、気づけば一瞬で過ぎていく濃密な時間です。
その中で、各チームでは自然と役割が生まれていきました。場を整理しながら議論を前に進める人、議論の要点をメモする人、発表用スライドを作成する人、プレゼン原稿を練り上げる人。それぞれが自分の得意分野を活かしながら、ひとつのゴールに向かって動き出していきます。講師から細かい指示があったわけではありません。それでも、より良いアウトプットを目指して、自然と役割分担が生まれ、チームが機能していく様子を頼もしく見守りました。
チーム結成時はどこか距離感があり、まだおとなしい様子だったメンバーも、次第に積極的に発言するようになり、チーム全体が一体となって目的に向かって進んでいく姿が印象的でした。

プレゼン大会

さあ、いよいよチームで考えたビジネスモデルを発表する時間となりました。
会場には、緊張した面持ちで順番を待つ人、マイクを持つと一気に表情が変わる人、声が震えながらも最後まで伝え切ろうとする人、時間を超過しながらも想いを届けようとするチームなど、それぞれの“らしさ”があふれていました。形はさまざまでしたが、いずれのチームも限られた時間の中で、しっかりとアイデアを形にし発表することができました。

まとめ

当日初めて顔を合わせたメンバー同士でチームを組み、インプットからディスカッション、アウトプットまでを一気に駆け抜けるブートキャンプのようなプログラム。その中でも、誰一人として途中で投げ出すことなく、最後までやり切った姿がとても印象に残りました。
この経験は、単なる発表の場にとどまるものではなく、初めて出会った仲間と試行錯誤を重ねながら形にしていくというプロセスそのものが、今後の大学生活においても大きな意味を持つものになったはずです。
うまくいかないことも、思うように伝わらないもどかしさも含めて、それでも前に進み続けた時間は、自分たちの可能性を広げる確かな一歩になったのではないでしょうか。
今回の経験が、新しいことに一歩踏み出す勇気や、仲間とともに挑戦を形にしていく「挑戦マインド」の醸成につながっていれば幸いです。

■ アントレプレナーシップ教育の取組
中央大学ではアントレプレナーシップ教育を「不確実な状況で新しい価値に挑戦する精神を育てるための基礎教育」として、起業という限定的な活動に留めず、世界に通じるエコシステムのなかで力を発揮できるグローバルなマインドを持つ人材の養成を目指しています。