国際連携・留学
短期留学体験記 オークランド大学/ニュージーランド
研修校の特徴
◎オークランド大学英語教育機関ELAが実施する4週間のプログラム
◎4技能(書く・読む・聞く・話す)を総合的に学べる
◎学業サポートやスタディセンターの提供など留学生サポートが充実
参加学生からの声
- 自然豊かで暮らしやすく、多国籍社会ならではの様々な文化を感じることができた。人々は温厚で優しく、文化の違いをお互いに受け入れながら相手を尊重することの大切さを学んだ。
- ディスカッションやペアワークの授業を通して、自分の考えを伝えたり相手の意見を聞いたりする機会が多かった。日本では伸ばすことが難しい、スピーキング力を強化することができた。
- 初めのうちは、英語を使う機会がくるたびに頭が真っ白になってしまったが、現地で生活するうちに経験が自信になり、英語を話すことを躊躇しなくなった。英語でのコミュニケーション能力や文化の違いに対する理解が身に付き、人とつながることのすばらしさをあらためて感じることができた。


短期留学体験記
2024年
学部・学科 | 文学部 人文社会学科 哲学専攻 |
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氏名 | 清水 祐花 |
留学時の学年 | 2年生 |
- なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
- 英語がもともと苦手で、勉強してもなかなか上達が感じられない状態が大学に入ってからも続いていたため、留学に行って英語の苦手意識を払拭したいと考えて参加しました。春季の短期留学にしたのは、合宿や博物館実習など予定の入りやすい夏を避けるためで、春に比較的長期間予定を開けることが可能だったからです。
- 留学先を選んだ理由は何ですか?
- ニュージーランドは日本に似た温暖な気候の国であり、また世界の中でもトップレベルに治安が良いということを聞いた事があったので留学中に外的なトラブルに遭う危険が少ないのではないかと考えたのが留学先に選んだ理由の最も大きな部分になります。
また、ニュージーランドの固有な動植物やマオリ族の人々と移民の歴史について興味があったことや、オークランドという異なる民族をルーツに持つ人々が暮らす街で実際に暮らしてみてその文化や生活のあり方を体験してみたいと感じたのも理由になります。 - 留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
- 留学先の歴史や文化、宗教などの理解を深めるために、インターネットや図書館の本、などを利用して簡単にニュージーランドとオークランドについて学びました。事前に現地の知識を入れておくのは、留学期間中に文化や歴史を学習することに役立ち、また留学中の安心感にも繋がったので、準備しておいてよかったと感じました。
言語学習に関しては、日常会話の定型文や会話文で使われるイディオムを中心に勉強しました。 - 現地研修では、どんな授業が行われましたか?
・授業内容、クラス・授業の雰囲気、現地担当教員について、宿題や課題について等 - 授業は文法や語彙、発音などについての授業と、スピーキングスキルの実践についての授業に分かれており、どちらもネイティブスピーカーの先生を中心に英語のみを使って勉強していく形でした。スピーキングの授業はもちろん、文法や語彙を学ぶ授業でもグループワークや発表をしたりするのが中心的な授業方法であり、実践的なスキルが身につくような内容でした。宿題は出ますが必要最低限の量で、授業の難易度は事前にテストを受けて適切なレベルのところにクラス分けされるので、スピーキングやリスニングは苦手なのですが楽しく勉強についていくことができました。
英語学校内では授業時間以外でも英語を使うことが推奨されていたり、希望者は授業外でグループワークや先生と一緒に観光を行うプログラムが受けられたりするので、授業以外の場所でも英語を使いやすい環境づくりがされていたと感じました。 - 滞在先はどうでしたか?
・楽しかったこと、大変だったこと、印象に残っていること、心掛けていたこと等 - ホストファミリーは親切で、家族にはペットの猫もいたので一緒に遊んだり写真を撮ったりしてコミュニケーションをとることができました。私は夕食は必ず家で一緒に食べるようにしていたのですが、食事は毎日違うものを出してくれて楽しくご飯を食べることができました。オークランドの食文化はスパゲッティやハンバーガー、ピザなどの洋食だけでなく、おすしを含む海鮮料理や中華料理もメジャーだったので、食文化の多様性と親近感が感じられました。
滞在しているホームステイ先は学校からバスで1時間弱かかる位置にあり、最初は不安に感じましたが、バスや電車などはアプリで位置情報や乗換案内などが調べられるので遅刻などのトラブルにならず、とても交通機関が使いやすいと感じました。交通や接客業は全体的に日本のような規則正しさや時間通りのサービスではありませんが、現地で会った人達が優しく親しみをもって接してくれたのでとても生活しやすく、安心して生活することができました。 - 現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
- 放課後や休日は、基本的にほぼ毎日興味のある場所に行って過ごしていました。オークランド市内や郊外の観光地や自然公園、様々な博物館、美術館、動植物園等のニュージーランド・オークランドの文化や歴史に触れられる場所に行くことが多かったです。それ以外の日は、家族や友人に買っていくお土産を探したり、スーパーやドラッグストアの中を見て回ったり、山や海、公園内などを散歩したりしていました。丸一日休日になる土日にはフェリーで島に観光へ行ったり、英語ガイド付きの日帰りバスツアーに参加したりすることもありました。
学校以外の時間は一人で行きたい場所を自由に歩いたり見たりしていることが多かったので、学んだことや日本との違い、面白いと思ったこと、疑問に思ったことなどを友達や家族に写真やテキストでリアルタイムで伝えていました。他の人に自分の意見や興味を持った理由なども合わせて知ったこと、体験したことを伝えることで、より現地の体験で学んだことを深く掘り下げることができ、ホームシックになることもなかったので家族や友人と連絡を取り合っていたのは良い行動だったと思います。 - 今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
- 一人で計画して積極的にどこかに行くというのが日本だけでなく、海外でもできたというのは大きな自信になりました。困ったことがあってもスマートフォンの利用や他の人とのコミュニケーションなどで解決でき、楽しみながら新たな視点を獲得することができたというのは大きな成功体験だと思います。
また、語学の理解とまではいきませんが、日常会話でとっさに単語を出したり、努力して伝えようとする態度を示したりといったことが留学以前よりもしやすくなったと感じます。適切な文法の使用や豊富な語彙の獲得は一ヶ月の短期留学では難しいですが、英語で話すことそのもののハードルが案外高くないということが実際に英語圏で生活することで分かり、色々な手段を駆使すれば伝わるということが実体験として理解できました。今後の研究活動においても、英語を使うことを忌避せずに英語の文献も研究範囲として視野に入れて学習していくことで、この経験を活かしていきたいと思います。 - 短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
- ニュージーランドは日本と文化が似たところも違うところもどちらもたくさんあり、オークランドではそれを日常生活からも博物館などの学習施設からも学ぶことができるので、語学だけでなく異文化理解に興味がある方にぜひおすすめしたいです!
日本と生活リズムや物事の考え方が全く違うこと、日本では今まで考えたことがなかった問題にも直面するので、一ヶ月が毎日新しい体験の連続で全く飽きることがありません。ぜひ短期留学に行った際には自分の行きたいこと・やりたいことをできるだけ積極的にしてみて、新しい発見を楽しんでください!


2020年
学部・学科 | 総合政策学部 政策科学科 |
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氏名 | 渡邉 麻未 |
留学時の学年 | 2年生 |
- なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
- GATEの授業で一緒にグループワークをした留学生から、英語が使えるようになりたいなら留学をすると良いと勧められたのがきっかけで、国際センターの短期留学プログラムについて調べるようになりました。このプログラムは、Gスクエアでの説明会を通して詳しく知りました。
- オークランド大学を選んだ理由は何ですか?
- 私がオークランド大学プログラムを選んだのは、英語圏でホームステイを経験したかったことと、ニュージーランドという国に興味があったことが理由です。また、国際センターのプログラムであったため、直接質問や相談に伺うことが気軽にできたのも、私にとってありがたい点でした。
- 留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
- 自分の英語レベルを知るため、留学前にTOEICを受験しました。これにより、留学後にはスコアを絶対に上げようという具体的なモチベーションをもって現地での学習に取り組めたと思います。私の留学での第一目標は「自分の英語力を向上させること」だったので、事前準備の段階から、実際にそれを達成するということを心掛けて行動しました。
また、現地の文化や人々についての情報、気候、ニュージーランドの英語の特徴について事前に調べ、準備に役立てました。 - 現地研修では、どんな授業が行われましたか?
- 授業は、文法や語彙、発音などについてのクラスが1つと、コミュニケーションスキルについてのクラスが1つで、どちらもネイティブスピーカーの先生がわかりやすく教えてくださりました。発言しやすい雰囲気で、座学というより実践的なスキルが身につくような内容でした。宿題は必要最小限の量でした。あらかじめ英語レベルによってクラス分けがされているので、自分にとって必要なことが、適切な速度・量で習えたと感じました。
- 滞在先はどうでしたか?
- ホストファミリーがインド出身の方だったので、ホームステイ先ではホストファミリーの文化に合わせたマナーを心掛けました。英語学習に対する意識についてアドバイスをくださったり、すらすら話せなくても待ってくださったりとさまざまにサポートしてくださったので、安心してコミュニケーションがとれました。
一度食物アレルギーの症状が出てしまったことが特に一番大変でしたが、落ち着いて自分の意思を伝えることの大切さ、緊急時に備えておくことの重要さを学びました。 - 現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
- 学校が午後からだったので、午前中にオークランドの中心部でショッピングをしたり、散歩をしたりすることが多かったです。
初めての週末は日本人の友達とショッピングに出かけ日本語で過ごしたのですが、帰宅してからホストファミリーと話すときに英語がうまく浮かばなくなっていることに気づき、それ以降は英語を使う機会を増やすことを意識して行動しました。ELA主催のツアーに参加したり、ニュージーランドの自然を楽しんだり、ミュージカルのチケットを自分で取って見に行ったりと、ニュージーランドでしかできない経験をたくさんしました。出かけた先で全く知らない人と話す機会も多々あり、とっさのコミュニケーションスキルが磨かれたことも大きな収穫でした。 - 今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
- 今回の留学を通して、主体的に考え、行動し、経験を積むことの大切さを学びました。自分の目標を達成するため何が必要か考え、準備し、臨機応変に対応する力が付いたと思います。今後もこの経験を活かし、主体的に学び、自分の能力を向上させていきたいです。
- 短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
- このプログラムは1カ月という短い期間ですが、自分の行動次第でたくさんのことを経験することができます。慣れない環境に身を置くことは時に困難を伴いますが、だからこそ学べること、得られることも多いです。迷っている方は是非、国際センターに相談してみてほしいです。



