国際連携・留学

IBMの最新AI技術に触れ、キャリアや課題解決のヒントを得ようー「watsonx」を実際に体験、日本IBMに勤める中大OBとの質疑など活発な議論が行われました

2025年9月18日、中央大学では、アントレプレナーシップ教育推進の一環として、IBMの最新AI技術「watsonx」を実際に体験できる【IBM SkillsBuild 学生向けAIセミナー 学生ツアー】を開催しました。

本セミナーは、AIの基礎知識を学びながら、実際に触れて体験することが目的で、参加学生が東京・虎ノ門の日本IBM本社を訪問し、IBM社員とのグループトークや実際に「watsonx」に触れ、将来のキャリアや課題解決のヒントを得ることが狙いでした。当日は、中央大学の学生と他大学の学生、合計57人が参加しました。

「AIの本場」を見学し、意見を交わすことの重要性

セミナーの冒頭は、中央大学国際センターの学生起業支援コーディネーター、西村昌樹氏による、アントレプレナーシップに関するレクチャーからスタートしました。

参加者により深く見学内容を理解してもらうことが目的で、日本IBMの最前線で手掛けられている最新AIに触れることが、今後アントレプレナーシップマインドを育む上でもとても重要であることが説明されました。また、日本IBM社員とのディスカッションなどを通じて「本場を見学し、触れること」にとても価値があることが伝えられました。

社員とのディスカッション、そして最先端AIに触れて学ぶ

ラウンドテーブル

その後、参加者は複数のテーブルに分かれ、日本IBM社員とのラウンドテーブルに臨みました。ラウンドテーブルでは、学生が事前学習で学んだAIに関する質問や、watsonxの活用シーンなど、さまざまな議論が交わされました

ワークショップ

ラウンドテーブル後には、学生さんが持参したPCを使って実際に、"IBMのAIプラットフォーム「watsonx」"を操作してみるワークショップが行われました。

「IBM Innovation Studio」の見学ツアー

ワークショップ後は、社内にある、IBMの最新テクノロジーを体感できる「IBM Innovation Studio」の見学ツアーが行われました。
IBMの最先端テクノロジーが展示されている場所で、テクノロジーの未来を描いたプロジェクション・マッピングや、IBMのソリューション事例などを、会社の歩んできた歴史も交えて学ぶ機会となりました。

参加者の声

見学ツアー後は、クロージングの中で、中央大学を卒業し日本IBMに入社した方など、社員の皆様への質疑応答が行われ、セミナーを通しての気づきや疑問点、そして卒業生OBだからこそ聞いてみたい質問などが学生から寄せられました。

  • 普段なかなか知ることができない最新の技術を知ることができて勉強になりました
  • IBM社員さんの色々なお話を聞けるのがとても良かったです。ここでしか聞けないお話でした
  • IBMの社内ツアーが貴重な体験だったと思います。なかなかオフィスの中を巡るというのはできないので、今回体験できてよかったです。AI体験だけではなく、こうして企業の雰囲気を直接感じられるプログラム構成になっていて大変満足しました
  • 社員の方のキャリア、遍歴の話がとても面白く、視野が少し広がった気がします
  • AIの知識だけではなく、就職活動や将来のキャリアについても学べる機会となり、とても充実した時間でした

<アントレプレナーシップ教育の取組>
中央大学ではアントレプレナーシップ教育を「不確実な状況で新しい価値に挑戦する精神を育てるための基礎教育」として、起業という限定的な活動に留めず、世界に通じるエコシステムのなかで力を発揮できるグローバルなマインドを持つ人材の養成を目指しています。