合気道部による演武・体験イベントを開催!
2025年11月12日(水)、多摩キャンパス ヒルトップ2階の異文化交流ラウンジ「Gスクエア」にて、本学合気道部とGスクエアによるコラボレーションイベントが開催され、合気道の魅力に触れながら参加者と交流を深めました。
はじめに、合気道部員による演武が披露されました。日頃の稽古で磨き上げた護身術の型や体術に加え、剣術や短刀取りなどの技を次々と展開。特に、短刀を振りかざす相手から身を守る護身術が披露される場面では、参加者も息をのみながら真剣な眼差しで見入っていました。
続いて行われた合気道体験では、参加者が部員の指導を受けながら護身術の基本を体験しました。合気道の基礎である一教・二教・三教は、相手の腕や手首の操作によって体勢を崩し制する技法で、参加者は腕の押さえ方や手首のひねり方を丁寧に教わっていました。力ではなく身体の使い方でバランスを崩したり、動きを制するという合気道の特徴を体感し、楽しむ様子が見られました。
当日は留学生も参加し、合気道部員は英語やジェスチャーを交えて丁寧に指導しました。技の説明を通して自然と会話が広がり、互いの文化や趣味について語り合う場面もありました。合気道をきっかけに、国際交流がより一層深まるイベントとなりました。

短刀取り

剣術

体術を披露

部員に教わり腕や手首の操作を体験
創部70周年へ向けて、合気道を通じた国際交流
中央大学 合気道部からのメッセージ
本学合気道部は、創部から約70年にわたり伝統を受け継いできた、学友会体育連盟所属の歴史ある部です。初心者から経験者、性別や体力に関係なく幅広い人が無理なく取り組める武道として、第一体育館合気道場にて日曜日以外毎日稽古を行っています。現在は51名が在籍し、女子部員が約半数を占め、授業やアルバイトと両立しながら無理なく続けられる環境が整っています。
2年後の2027年には創部70周年を記念して、ドイツで研修合宿を実施する予定です。その関連企画として、G-Square では留学生向けイベントを行い、ここでは演武披露に加えて、部員が技のポイントを説明しながら実際に技をかけ合う場面もありました。一方で、これとは別に部として実施した演武披露や合気道の稽古体験には、中国や台湾出身の学生も参加し、合気道の魅力を共有する国際的な交流の場となりました。言語の壁はありましたが、動きを通じて互いに学び合い、指導や説明にも工夫が求められる貴重な経験となりました。
当部では一年を通して新入部員を募集しており、初心者や2年生からの入部も大歓迎です。興味があればぜひ道場にお越しください。X・Instagram・YouTubeでも活動の様子を発信していますので、あわせてご覧ください。
中央大学 合気道部
■合気道とは
合気道は、植芝盛平先生を開祖とする日本の伝統武道であり、力任せに相手を倒すのではなく、相手の力の流れを感じ取り、それを利用して制することを大きな特徴としています。てこの原理や体の回転、重心移動を活用して相手のバランスを崩し、投げや固めによって抵抗不能な状態へと導きます。また、合気道は、無理な力の衝突を避け、相手の力を利用することから、護身術としても非常に優れた実用性を兼ね備えています。そのため、体格や年齢、性別にかかわらず誰でも無理なく習得できる武道として知られています。さらに、合気道は単に技を競うものではなく、心身の調和を図り、礼節を重んじながら鍛錬するものでもあります。私たちの流派である合気会では、試合を行わず、型稽古を中心とした稽古体系を通じて、技術面や精神面の向上を目標に日々稽古しています。
Gスクエアでは、今後も様々な国際交流イベントを企画しています。皆さんの参加をお待ちしています。
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