白門祭のグローバルな企画に注目
2025年10月31日(金)から11月3日(月)までの4日間、多摩キャンパスにて「第59回白門祭」が開催されました。今年のテーマは“航海”。地図や海をモチーフに彩られたキャンパスには、学生によるステージ発表や企画展、模擬店が並び、多くの来場者でにぎわいました。
GO GLOBALでは、国際的な視点から多文化の魅力を発信した企画展や模擬店に注目しました。ここでは、数ある企画の中から「グローバル」に焦点を当てた取り組みを中心にご紹介します。
来場者を楽しませる多彩な企画展
出張ユニセフハウス
林ゼミナールとユニセフによる共同企画「出張ユニセフハウス」では、貧困や紛争などにより世界の子どもたちが直面する課題をパネルで紹介。子ども兵や水の衛生の問題など、厳しい現状を伝えました。 さらに「地雷」「蚊帳」「水運び」の体験コーナーも設けられ、来場者は実際に触れたりスタッフと対話しながら、子どもたちの置かれた環境やユニセフの支援活動への理解を深めました。

ユニセフが取り組む支援活動や世界の子どもたちが直面する課題を伝えるパネル展示

地雷模型を通して、その危険性と終戦後も続く被害について学ぶ

井戸や給水ポイントから家庭まで水を運ぶのに欠かせない水瓶
世界を身近に感じる企画展を紹介
学生国際交流委員会・英語学会は最新のVR機器を使った「VR世界旅行」体験を実施し、リアルなバーチャル海外体験が注目を集めました。ゲームボードサークルJACKPOTによる「ゲームボード交流会」では、ドイツを中心に発展した多種多様なボードゲームを紹介し、初心者もルールの説明を受けながら、その場で対戦を楽しむ姿が見られました。史学研究会の展示「見よ!史学研究会2025」では、ヴェネツィアの統治、三国志、オスマン帝国、ヨーロッパ封建社会など、幅広いテーマの研究成果が公開され、来場者の関心を集めていました。

学生国際交流委員会・英語学会:最新のVR機器を活用した世界旅行体験

ボードゲームサークルJACKPOT:好きなボードゲームを選んで遊べる

史学研究会:歴代の機関紙も公開され、会の歴史も紹介
多国籍メニューが並ぶ模擬店エリア
ペデストリアンデッキ下の模擬店エリアでは、日本をはじめアジア、アメリカ、ドイツ、フランスなど多国籍な料理が並び、学生たちの活気あふれる声が飛び交いました。
学生主体で国際交流や語学学習を推進するキャンパス内のグローバル拠点「Gスクエア」は、タピオカやナタデココ、フルーツを合わせたサゴ風ドリンクを用意しました。また、フェアトレードの普及を目指す学生団体「FACT」は、国際協力につながるフェアトレードドライカレーナンを提供。国際経営学部の学生や海外からの留学生向けに交流イベントを企画・運営する学生団体「G-ACE」は、タコスミートとチーズをのせたホットドッグを販売しました。
世界の食文化が楽しめる模擬店が立ち並び、終日にぎわいが続きました。

Gスクエア:タピオカやナタデココ入りサゴ風ドリンク

FACT(中央大学フェアトレード委員会):Fair Tradeドライカレーナンで国際協力

G-ACE:具だくさんなアメリカンホットドッグを販売

国際経営学部学生団体MANA:揚げたてのフライドポテトをお好みの味で

総合政策学部ドイツ語:挽肉とチーズをのせたドイツ風ポテトフライ

フランス料理研究会:文化祭の枠を超えた本格的なガレット

潮ゼミ:韓国人留学生が作る本場のチャプチェ

SDGs学生団体NOCKS:メキシコのスパイス角煮「カルニタス」をのせた本格タコス

合気道部:国際交流にも取り組む合気道部はディッピンドッツアイスを販売

角煮同好会:今年で19代目となる伝統の角煮を提供。毎年行列のできる人気店