硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集②飯嶌幹太選手

2017年09月11日

フォア・ザ・チームのお祭り男 雪辱に燃える秋

 

 東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集、第2回は飯嶌幹太(商4=宇治山田商)です。昨季、開幕1番に起用されながら、思うような結果を出せず、苦しいシーズンを送った飯嶌。その悔しさを糧に、この秋、逆襲を誓う飯嶌に秋季リーグ戦への抱負を聞いてきました。

 

飯嶌幹太① ▲勝負強い打撃で、チームを勝利に導く

 

――まずは春季リーグ戦を振り返って

飯嶌 優勝できなかったことが一番悔しかった。序盤はいい形で勝てていたのに、終盤、負け越してしまった。勝負になる試合で勝ち切れなかったことが悔しかったですね。個人としても、バッティングで貢献できなかったことが、チームに影響しているなと責任も感じた、苦しいシーズンだった。

 

――後輩の大工原(壱成 商2=桐光学園)がベストナインを獲得

飯嶌 この春は、大工原と五十幡(亮汰 法1=佐野日大)がライトとセンターでずっと出ていて。大工原は練習から自信を持ってやれるようになってきていたし、実際、それが結果に出ている。1年生のときは、先輩の様子を見ながらやっている感じがあったが、今年は一皮むけてくれた。それは嬉しかったですね。

 

――外野手はスタメン争いが激しい

飯嶌 大工原のベストナインは外野手にとって刺激になった。五十幡が入部してきたことが大工原にとっても刺激になっただろうし。みんな向上心があってうまくなっているなと。自分ももっとやらないと、やられるというのはある。

 

飯嶌幹太② ▲ムードメーカーも担う飯嶌。この男が吠える姿をこの秋、何回見ることができるだろうか

 

――この夏を過ごし、チーム、自身の状態は

飯嶌 東海遠征から帰ってきて、徐々に勝つイメージがついてきた。自分はあんまり、普通。ただ、自分の調子よりもチームが勝つこと。ラストシーズンなので、優勝したい。チームが勝てば、自分の結果はどうでもいいと思っている。だいぶん、落ち着いてきましたね、自分のメンタルも(笑い)。

 

――大学野球もラストシーズンに。残り少ないと感じる瞬間

飯嶌 後輩が道具くださいよとか言ってきたり(笑い)、美馬コーチが「お前ら最後なんだから出し切れ」と言ってくれたりするので、やり切ろうと思う。まだあまり実感はわかないが、少しずつ近づいている感じがして寂しい。

 

――初戦となる立正大の印象

飯嶌 投手がいいイメージ。接戦に持ち込まれると厳しいかなと。完ぺきにやられる相手ではないと思うので、最少失点に抑えて粘り強く戦いたい。

 

――優勝に向けては国学大戦がカギになる

飯嶌 国学大はやっぱり守備が上手い。競った展開になると、守備力がある国学大が上手になるので、最初に主導権を握りたい。鍬原(拓也 法4=北陸)はいつも頑張っているので、早く点を取って、楽に投げさせてあげたい。接戦になると国学大は強いので、まずは主導権を握ることですね。

 

――最後に、この秋への意気込み

飯嶌 春は首位打者を目標に掲げていたが、開幕3戦連続ノーヒットの段階で、「俺、何言ってんだろう」と。でも、夢、目標は大きく首位打者を目標に、日本一を目指したい。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部