硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦対国学大3回戦

2015年10月24日

10月22日 神宮球場

 

4年生に捧げる終盤の大逆転勝利! 来年につながる1勝

 

 

▲逆転の2点適時二塁打を放ち、二塁ベース上でガッツポーズを見せる松田

 

       123 456 789 RHE

○中 大=000 000 033=682

●国学大=000 200 000=272

[中]村川-保坂 [亜]石倉、新ヶ江、沖垣-大前

本塁打:なし

 

◆スタメン

1[三]土谷 恵介(法2=前橋育英)

2[二]新城  拓(文3=興南)

3[遊]松田  進(法3=国学院久我山)

4[指]神里 和毅(法4=糸満)

5[右]泉澤 涼太(商4=習志野)

6[一]小河  諒(法3=桐蔭学園)

7[左]山田  直(文3=静岡)

8[捕]保坂 淳介(商2=佐野日大)

9[中]今村 優太(商3=星稜)

  P 村川 翔太(商3=浜田)

 

 優勝の可能性はなくなったものの、勝って来季につなげたい今季最終戦。8回に松田の逆転2点適時二塁打、9回に大城幸泰(商1)の2点適時三塁打などが飛び出して逆転勝利を収めた。優勝は逃したが、7勝6敗の勝ち点3で秋季リーグ戦を終えた。

 

 

▲今季3度目の完投勝利を挙げた村川

 

 先発の村川は中1日での登板。序盤は毎回のように走者を背負う苦しい投球が続き、4回に内野ゴロや失策絡みで2点を先制されてしまうが、「チームが逆転してくれると信じて」我慢強く投げ、味方打線の反撃を待つ。すると8回、先頭の7番山田直が死球で出塁し、続く保坂の三ゴロを相手三塁手が失策。内野ゴロでそれぞれ進塁し、1死二、三塁とチャンスを広げる。ここで規定打席未満ながら打率4割を超える土谷が中堅へ犠飛を放ち1点差に。新城は四球で出塁し、打席にこの日3打席凡退の松田進(法3)が入る。「基本は直球を待っていて、ツーシームが多かったので頭に入れてはいた」。2球目のツーシームを打つと、打球は左翼手の頭を超える逆転の2点適時二塁打になった。さらに9回には、山田直の犠飛と途中出場の大城の2点適時三塁打で3点を追加。鮮やかな逆転劇でリードを4点に広げる。9回も村川がマウンドへ上がり、最後は見逃し三振で締めてチーム最多となる4勝目を挙げた。

 

 

▲大学初適時打となる2点適時三塁打を放った大城

 

 「優勝争いできていいシーズンだったけど、詰めが甘かった」(松田)。今年のリーグ戦順位は2位、3位(暫定)と勝ちきれないパターンが目立った。だが、今日は3年生以下の選手たちが活躍し来季につながる試合となったのは、上級生と下級生との差が広がっていたチームにとっては吉報だ。エースとして1年で8勝を挙げた村川や、1年生ながら秋季リーグ戦でチーム初の勝ち点を呼び込んだ伊藤優輔(文1)ら豊富な投手陣は、来季も活躍が期待される。悔しさを胸に、悲願達成を狙う。

 

◆コメント

秋田監督

今日は最後だから勝って終わろうよ、と。松田があそこでよく打ってくれた。村川も我慢して投げてくれたのでよかった。来年につながる試合になったと思う

 

神里主将

4チームが優勝争いに絡む厳しい戦いだったが、やる事はやった。春は調子が悪く秋の最初も良くなくて、そこからしっかり立て直してチームに貢献できたと思う。来年のチームは試合に出ているメンバーが多いので、そういう経験を新しく入ってくるメンバーに伝えていって引っ張っていってもらいたい

 

松田

3打席目まで全然ダメだったので初球から狙っていこうと思ったが、冷静になって打った。優勝争いもできていいシーズンだったけど、詰めが甘かった。このメンバーで勝たなきゃいけなかった。(来年は最上級生として)引っ張っていく立場になるので、チームの勝利に貢献していきたい

 

村川

チームが逆転してくれると信じて、最後まで投げた。先週の優勝を逃してしまったことが一番悔しい。来年は自分が中心となって優勝へと導きたい

 

山田直

序盤から中盤にかけて苦しい展開だったが、8回と9回に得点できていい形になった。これからオフシーズンに入って、2月からはキャンプが始まるのでいい形で入れるように下積みをしっかり新チームでやりたい

 

土谷

終盤までリードされている中でなんとか逆転できて、勝利することができてよかった。今日も安打を放つことができて、上出来だと思う

 

大城

思い切りプレーした結果、適時三塁打を打つことができてよかった。先日、大学初安打も打つことができていたので、調子はいい感じだった

 

◆試合結果

 

▼第8週3回戦

○中大6-2国学大●

※2勝1敗

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部