広報・広聴活動
中央大学法学部1~4年生が2023年4月から茗荷谷キャンパス(文京区)に移転 ―新キャンパスで始まる新時代の法曹養成―
2021年10月12日
中央大学(東京都八王子市/学長:河合久)は、2023年4月に、東京都文京区に茗荷谷キャンパスを開設し、法学部(全学年)、大学院法学研究科を多摩キャンパス(東京都八王子市)から茗荷谷キャンパスへ移転します。新キャンパスは東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩1分です。また、茗荷谷駅から一駅の後楽園キャンパスに日本比較法研究所も移転します。
中央大学は、1885年に英吉利法律学校として創設され、法学部は、その精神を受け継ぐものとして、法学教育と研究に力を注いできました。法学部の都心展開は、創立130周年にあたる2015年に、その後の10年間を見据えて策定した中長期事業計画「Chuo Vision 2025」に基づくものです。
いまここに135年以上の伝統と実績を受け継ぎ、「實地應用ノ素ヲ養フ」という建学の精神のもと、引き続き、新たなキャンパスで地球的な視野に立った法的問題意識と法的問題解決能力を備えた人材を養成します。
法学部3年間+ロースクール2年間、合計5年の一貫教育による新たな法曹養成制度のもと、法学部の都心展開により、ロースクール(新宿区の市ヶ谷キャンパスから、2023年に千代田区の駿河台キャンパスに移転)との一体的な運用がこれまで以上に可能となり、法曹教育のさらなる充実を図ります。
なお、11月中に、法学部都心展開を軸とした中央大学の展望に関して、理事長、学長らトップ層による座談会をオンラインで実施予定です。ぜひご取材いただきたく、詳細が決定次第、改めてプレスリリースにてご案内いたします。
●新時代の法曹養成へ 〜法学部と法科大学院(ロースクール)の連携強化
・駿河台(御茶ノ水)に移転する中央大学法科大学院(ロースクール)とは地下鉄で3駅の距離。一貫教育の他、教員の相互授業担当により法曹養成の機能をさらに強化。
・法曹、公務員養成機能を担ってきた炎の塔の機能も移転。茗荷谷を拠点とした新たなキャンパスでの一体的な学びが可能に。
●学びのフィールドはさらに拡大、学びのかたちもより充実
・アクセスのよい立地と伝統大学としてのネットワークを活用し、法曹・企業・公務で活躍する実務家教員による授業の充実をこれまで以上に図ります。また、実務経験を行うインターンシップ等をとおして学びの機会をさらに拡充します。
・都心部に位置する理工学部(後楽園キャンパス)、国際情報学部(市ヶ谷田町キャンパス)との連携を強化し、文理融合による共同科目を開講予定。総合大学ならではの強みを生かしたシナジーを創出し、学問の新たな扉を開きます。
・日本比較法研究所、大学院理工学・法務研究科、研究開発機構などとの新たな研究上のコラボレーションの実現。
・初年次教育や外国語授業では少人数制できめ細やかな指導体制を構築。
・図書館と一体化したラーニングコモンズの充実により学生の自主的な学びを支援。
法学部の都心展開 概要
時期 | 2023年(令和5年)4月 |
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キャンパス | 茗荷谷キャンパス |
所在地 | 東京都文京区大塚1‐4‐1(東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩1分) |
対象 | 法学部全学年 ※2023年度以降入学生は、1~4年次茗荷谷キャンパスで学びます。 2022年度入学生は1年次のみ多摩キャンパス、2~4年次は茗荷谷キャンパスで学びます。 |

茗荷谷キャンパス 外観イメージ

茗荷谷キャンパス 外観イメージ

春日通り側コリドール内
※掲載CGは計画段階のものであり、施工上等の理由により変更になる場合があります
茗荷谷キャンパスの外観は、中央大学の前身である英吉利法律学校の赤レンガ造り校舎をモチーフとしつつ、低層階には、旧駿河台校舎と同じ尖頭型アーチを取り入れています。教室は遠隔授業やハイブリッド型授業に対応する仕様となるほか、図書館や食堂は、創立者が学んだイギリスのミドルテンプルをモチーフとしたインテリアを採用予定です。大学施設のほか、文京区の地域活動センターや保育所などが併設される予定で、地域との共生、地域への貢献を目指します。
中央大学法学部について
中央大学法学部は、135年以上の歴史と伝統を持つ学部です。これまでリーガルマインドをもつ人材を数多く輩出し、法曹界をはじめ政界・官界・実業界などに強いネットワークを築いています。
伝統を受け継ぐとともに、社会の変化と大学教育に対する要請に応えるため、教育の内容・方法などの改革に絶えず取り組んできました。法律学科・政治学科においてはコース制を導入し、2年進級時にコースを選択できます。また、国際企業関係法学科は激変する国際化社会に対応可能な地球規模のリーガルマインドを養える学修体制となっております。
学科 | 法律学科/国際企業関係法学科/政治学科 |
各学科の特徴
多様なニーズに応える3つの学科とコース制度で学生の学びをサポートします。3学科共通して、1年次から4年次まで1クラス10~15名程度の少人数制演習科目(ゼミ)で履修します。ゼミのテーマは250以上もあり、積極的な学びを実現します。OB・OGのネットワークを活用して、実務家による講義を積極的に行い、生きた法・政治を学べるのも特徴です。また、他学科の履修も可能で、自分の興味に応じてさまざまな分野の講義を受けることができます。
法律学科 | 国際企業関係法学科 | 政治学科 | |
コース | ■法曹コース ■企業コース ■公共法務コース |
― | ■公共政策コース ■地域創造コース ■国際政治コース ■メディア政治コース |
特徴 | ・基礎的な法的知見と人権感覚や国際的素養を基礎に、紛争を解決するしくみを学ぶ。 ・学生一人ひとりのキャリアデザインと関心に応じて選択できるコース制。 |
・グローバルな視点を通して法と経済を学び 地球規模での課題解決能力を身につける。 ・国際系、企業系科目を体系的に配置し国際舞台で活躍する法律家を育成する。 |
・歴史や思想のなかから現代社会の課題を紐解き、よりよい公共空間のあり方を構想する。 ・学生一人ひとりのキャリアデザインと関心に応じて選択できるコース制。 |
主な進路 | 法曹資格の取得、公務員 | 国際企業の法務部門、外交官 | 公務員、NGO/NPO、ジャーナリスト |
入学定員 | 882名 | 168名 | 389名 |
ご参考
・2022年度法学部ガイドブック https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/law/guide_law/
・中長期事業計画 Chuo Vision 2025 https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/chuovision2025/
<取材に関するお問い合わせ>
中央大学広報室 Email:kk-grp@g.chuo-u.ac.jp