広報・広聴活動

シンポジウム「東アジア先史社会の物質文化の拡散と環境変動からみた文化史」を開催

2018年07月18日

 2018年7月21日(土)9:30~17:00、中央大学多摩キャンパスにて、シンポジウム「東アジア先史社会の物質文化の拡散と環境変動からみた文化史」を開催します。
 本シンポジウムでは、東アジアを中心に生態環境の変化と社会変化、特に土器や住居の移動から考えられる人間の移動(交易・婚姻などの交流レベルから移住・集団移動まで)について、気候変動による生態環境の変化と、物質文化に見る社会変動の両面から、その文化変容と異文化間の交流プロセスを復原し、物質文化史的な説明を試みます。
 どなたでもご参加いただけ、申込不要、参加費無料です。

 

 ぜひ、開催告知、ご取材いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

「東アジア先史社会の物質文化の拡散と環境変動からみた文化史」概要

日時:2018年7月21日(土)9:30~17:00
場所:中央大学多摩キャンパス 2号館4階 研究所会議室4
内容:東アジアを中心に生態環境の変化と社会変化、特に土器や住居の移動から考えられる人間の移動(交易・婚姻などの交流レベルから移住・集団移動まで)について、気候変動による生態環境の変化と、物質文化に見る社会変動の両面から、その文化変容と異文化間の交流プロセスを復原し、物質文化史的な説明を試みる。

スケジュール

9:30~9:35 開会の辞 縄田 雄二(中央大学) 
9:35~9:55 趣旨説明︓「物質文化の移動・交換からみた文化史」 小林 謙一(中央大学)
9:55~10:40 「土器と住居にみる日韓の交流
-粘土帶土器文化の擴散と文化變動-」
李  亨源
(韓神大学博物館)
休憩:5分
10:45~11:30 「韓日新石器時代の土器交流-韓半島の縄文系土器-」 河  仁秀
(釜山市福泉博物館)
11:30~12:00 「韓日新石器時代の土器交流
-日本九州地域櫛文系土器 土器から見た交流の意義」
廣瀬 雄一(釜山大学大学院)
昼休憩:50分
12:50~13:35 「東北アジア新石器文化集団の北方拡大と適応の限界」 福田 正宏(東京大学)
13:35~14:20 「人口変動と比較考古学」 Enrico R. Crema(University of Cambridge)
14:20~15:05 「日本の先史時代における空間認知構造の変化とその認知考古学的意味- 集落の空間構成・遺物製作プロセスから先史時代の心性を探る-」 櫻井 準也(尚美学園大学)
15:05~15:50 「高時間分解能の古気候データを使って先史時代を透視する!」 中塚 武
(総合地球環境学研究所)
15:50~16:35 「歴史生態学・景観考古学とレジリエンスの理論から見た縄文文化」 羽生 淳子
(カリフォルニア大学 バークレー校)
休憩:5分
16:40~17:00 質疑応答・まとめ 司会:小林 謙一

主催:中央大学学術シンポジウム「グローバル文化史の試み」
申込:不要。直接会場へお越しください。
参加費:無料

 

(ご参考)

 本シンポジウムにあわせて、7月21日(土)、23日(月)~27日(金)10:00~17:00、中央大学多摩キャンパスにて、出上ノ原遺跡 出土遺物展示会「福島県楢葉町の縄紋・弥生遺跡 発掘資料の地元への資料返却に伴う展示」を開催します。入場無料で、どなたでもご入場いただけます。

 中央大学文学部教授 小林謙一が2006・2007年に発掘調査した、縄紋時代中期の重要な遺跡である福島県楢葉町の井出上ノ原遺跡の調査報告書を刊行しました。貴重な出土資料は、2011年3月の東日本大震災とそれに伴う福島原発事故の影響により、楢葉町の受け入れ体制が整えられず、中央大学で保管してきましたが、このたび楢葉町へ資料をお戻しすることとなりました。返還のまえに、中央大学文学部にて資料展示をおこないます。
 詳細につきましては、こちらよりご確認ください。

 

(ご参考)中央大学学術シンポジウムについて

 本学附置の研究所における共同研究の成果をシンポジウムにおいて市民や研究者に公表するという目的で、1980年にスタートしました。学術シンポジウムの開催を通じて共同研究の成果を広く社会へ発信し還元していくという理念は、実学教育の場と学問研究の成果をもって社会発展に貢献するという中央大学の使命のもとに、スタートから30年以上経た今日まで変わることなく受け継がれています。
/research/performance/symposium/

 

 

<本件に関するお問い合わせ>

  中央大学人文科学研究所

   TEL:042-674-3270

   Email:jinbun@tamajs.chuo-u.ac.jp

 

<取材に関するお問い合わせ>

  中央大学広報室

   TEL:042-674-2050

   Email:kk@tamajs.chuo-u.ac.jp