初心者でも参加しやすい1泊2日型プログラムを、NPO法人トチギ環境未来基地のご協力を得て、
下記の通り実施しました。
◎日時:5月1日(木)~2日(金)1泊2日
◎場所:栃木県芳賀郡益子町
◎内容:棚田の整備、竹や里山の整備などの里山保全活動、スタディーパート
◎参加人数:学生13名
◎協力:NPO法人トチギ環境未来基地
◎参加者の感想(一部抜粋):
- ・里山が田舎の高齢化により維持できなくなっているということは知ってはいましたが、実際に目で見てやってみることで、どれだけ大変か理解することができました。また、一人ではあまり効果はないけれど、たくさんの人たちと取り組むことで、あっという間に棚田がきれいになり、たくさんの人で活動することの重要性を知りました。そして棚田全体を見せてもらうことで、まだまだたくさんの放棄された棚田があり、この問題を解決するためにはもっとたくさんの人に知ってもらうことが必要だと思いました。
- ・事前にもっと里山について調べてくればよかったと思っています。事前に調べて、聞きたいこともまとめておけば、より深い学びが得られたのではないかと思います。
- ・課題に対して何ができるかを考え、少しずつ実行していくことの大切さを学びました。里山や棚田などの美しい自然を守るためには、継続的な努力が欠かせないと思いました。また、里山×◯◯を考える活動で、人が集まりそうな魅力的なことを考えて里山と組み合わせることが、里山の活性化に繋がることがわかりました。現地では、過疎化が進んでいる状況ですが、このような活動を地道に行えば自然を守るとができるとわかりました。
- ・この2日間を通して、自分は自然が好きであるということを改めて実感しました。GW中はほとんど緑のある場所で過ごしていたのですが、大自然に囲まれると心も体も癒されてリセットされる感じがして、本当に居心地が良かったです。将来は、今回のような活動内容でないとしても、何かしらの形で自然と関われるような仕事に就きたいと思いました。また、ここで働いている方がどうしてこのような職業を選び、活動をしているのかなどのお話を詳しく知れたことで、自分自身の将来像の決め方や自分が大切にしていきたいことを考えるきっかけにもなったので、このボランティアに参加できて良かったと思います。活動を通して、まずはどんなことにも挑戦してみることが大切だと思ったので、これからもボランティア活動に限らず、様々なことを体験していきたいと思いました。
- ・今回の経験を通して、私は「守られるべき風景とは何か」ということを考えるようになりました。現代は、効率や利便性が重視される社会ですが、そこでは見落とされがちな、情緒や人と自然との関係性を大切にすることも、私たちの暮らしには必要だと思います。
- ・環境問題については誰かがやってくれているものだとなんとなく思っていたけれど、実際にその活動を行っている人たちがいてそれでも全然足りない程里山の荒廃は進んでしまっているという事実を実感しました。このプログラムに参加しなかったら一生理解した気になってそれ以上知ろうとしなかっただろうと思います。そして自分の中での理解を一度疑っていきたいと思います。
以上
