国際連携・留学

TOKYO STARTUP GATEWAY連動企画「400字で伝える力を磨く ライティング・ワークショップ」を開催しました

6月17日(火)に多摩キャンパス、同19日(木)に後楽園キャンパスにて、東京都が主催する若年層向けのビジネスプランコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」(TSG)連動企画「400字で伝える力を磨く ライティング・ワークショップ」を開催しました。

本ワークショップは、学生が自身のアイデアや考えを限られた文字数で効果的に伝えるスキルを習得し、アントレプレナーシップを育むことを目的に開催されました。講師は中央大学国際センター学生起業支援コーディネーターの瀬戸久美子氏が担当し、学部・学科を問わず約20名の学生が参加。TSGへの応募はもちろん、就職活動にも役立つ具体的なテクニックを学びました。

ワークショップの流れ

STEP① 相手を知る!

ワークショップは、まず「相手を知る」ことの重要性を学ぶところから始まりました。TSGの審査員が求めるポイントを理解するために、コンテストの概要を確認し、相手の視点に立つことの大切さを講義形式で解説しました。同時に、「相手の視点に立つ」ことは就職活動のエントリーシートの作成や面接対策においても重要だという認識を深めました。

STEP② 成功事例を分析

次に、過去に審査を通過した文章を分析し、「勝ちパターン」を探るセッションが行われました。参加者は、文章に盛り込むべき要素や構成を明確にし、成功するためのポイントをQ&A形式で修得しました。具体的な事例を通じて、審査員が理解しやすく、説得力のある文章の作り方を学びました。

STEP③ 手を動かす!

実践的なワークでは、参加者が自分のアイデアの骨子を作り、それを文章やキーワードで肉付けする作業を行いました。また、冗長な文章を削る方法や、文章に「リズム」と「インパクト」を付与するテクニックについても学修しました。

STEP④ 「審査する側」の視点で評価

最後のステップでは、ペアワークで第三者からアドバイスを受けるワークを実施しました。希望者には後日、個別指導の機会も提供し、より実践的な学びを深めました。

参加者の感想

● 文章をブラッシュアップさせる方法をご教示いただき、とてもためになりました。初心者向けの基礎的な文章の書き方についてのワークショップもあれば嬉しいです

● 100分が一瞬に感じるほど充実した内容でした。ESや日々の文章作成に活かしていきます

● ES対策やビジネスコンテストに関連するワークショップや、国際的なアイデアコンテストの機会を増やしてほしいです

● 伝え方(口頭)のワークショップがあればさらに嬉しいです

● 企画の考え方や深め方、企画力を磨くポイントを学べる講座を開催してほしいです

●  社会の現状をインプットできるような定期的な機会があれば嬉しいです

まとめ

今回のワークショップは、参加者が文章作成のスキルを磨くだけでなく、自分のアイデアを効果的に伝える力を養う機会になりました。中央大学では、今後も学生の挑戦を後押しするための企画を積極的に展開してまいります。


<アントレプレナーシップ教育の取組>
中央大学ではアントレプレナーシップ教育を「不確実な状況で新しい価値に挑戦する精神を育てるための基礎教育」として、起業という限定的な活動に留めず、世界に通じるエコシステムのなかで力を発揮できるグローバルなマインドを持つ人材の養成を目指しています。