
留学生が日本語で出身国・地域について発表
2026年6月10日(水)、明星大学にて、中央大学の交換留学生(「日本語中級Ⅰ」中央大学法学部准教授 吉田千春 担当)を対象とした日本語授業の一環として、明星大学教育学部の「英語科教育法」(明星大学教育学部助教 大槻友紀 担当)を受講する日本人学生との交流授業を実施しました。当日は、中央大学の留学生5名と明星大学の学生20名が参加しました。本交流授業は、日本語学習の実践の場を提供するとともに、本学多摩キャンパスに隣接する明星大学との大学間連携を通じて、留学生の学びや人間関係を学外へ広げることを目的として実施されました。
日本語と英語でつながる

自己紹介をし合う参加者たち

留学生が日本語で出身国・地域について発表

「英語しりとり」でのグループ対抗戦
当日は、4つのグループに分かれて自己紹介を行うことから交流が始まりました。
留学生は、出身国・地域(アメリカ・ノースカロライナ州、ハワイ州、オーストラリア、シンガポールなど)の文化や食べ物、観光地に加え、学校生活についてもスライドを活用しながら日本語で発表し、それぞれの地域の魅力を紹介しました。一方、明星大学の学生は、日本の教育について英語と日本語を用いて発表を行い、その後、活発な意見交換が行われました。
また、授業の最後には明星大学の学生の提案により、4グループ対抗の「英単語しりとり」を実施しました。さらに、スナックタイムには参加者同士が自由に会話を楽しみ、交流を一層深めました。
中央大学多摩キャンパスと明星大学の校舎は隣接していることから、この授業をきっかけに交流は授業後も継続しました。夏休み前までの期間、毎週1回の昼休みに、留学生4名と明星大学の学生数名がランチを共にしながら、日本語と英語で交流を続けました。学習の場として始まった交流が大学の枠を超えた継続的なつながりへと発展し、参加した留学生からは「本当に良い経験になった」との感想が寄せられました。
留学生の振り返り
【留学生が感じた交流授業の魅力】
・明星大学の授業はとても温かく親しみやすい雰囲気で、参加者同士が気軽に話せる環境でした。文化について情報交換をしたり、英単語しりとりを楽しんだり、スナックを囲んで交流したりと、親睦を深める貴重な機会になりました。また参加したいと思いますし、日本語や英語を学んでいる学生にもぜひ勧めたいです。
・とても良かったと思います。普段、日本語で話すときは緊張することが多いのですが、明星大学の学生の皆さんが優しく接してくれたおかげで、たくさん会話をすることができました。
・明星大学の学生の皆さんはとても親切で温かく迎えてくれました。英語と日本語の両方で会話をすることができ、とても有意義な時間を過ごしました。
・皆さんが親切でフレンドリーだったので、安心して日本語を練習することができました。交流を通して、お互いに共通点があることも分かり、とても楽しかったです。
【留学生が発見した日本の教育】
・日本の学校では、捕まえたトカゲなどをクラスのペットとして飼うことがあると知り、とても驚きました。アメリカの学校ではあまり見られないことです。また、アメリカでは日本の学校制服を「かわいい」と感じる人が多い一方で、日本の生徒の中には制服の見た目をあまり好きではない人もいると知り、興味深く感じました。さらに、手作りの給食はアメリカの学校給食よりも新鮮でおいしそうだと思いました。
・発表はとても興味深く、学生生活について詳しく知ることができました。特に印象に残ったのは、生徒たちが協力して学校の掃除を行っていることです。責任感を持って取り組む姿勢に感心しました。
・最も印象的だったのは、日本の学校制度についての紹介です。オーストラリアでは1日に複数回の食事休憩がありますが、日本では昼食時間が1回だけであることにとても驚きました。また、日本では6歳から18歳の児童・生徒たちが教室で給食を配膳し、教室で食べ、自分たちで片付けまで行うことは、私にとって信じられないことでした。子どもの頃から責任感や清潔さを大切にする日本の教育文化には、学ぶべき点が多いと感じました。
・日本ならではのことや、有名な観光地についての発表はとても面白かったです。特に、日本では中学校から高校まで制服の着用が一般的であることが印象に残りました。
※上記コメントは、英語による回答を日本語訳したものです。
日本人学生からのコメント
授業で活用されたオンライン掲示板には、明星大学の学生から留学生に向けて、「留学生の皆さんの日本語がとても上手で驚きました」「身振り手振りも交えながら分かりやすく説明してくれたので、とても楽しく交流できました」「現地の人だからこそ知っている文化や暮らしの話を聞くことができ、とても興味深かったです」といったコメントが寄せられました。
また、「留学生に伝わるよう、ゆっくり話したり分かりやすい言葉を選んだりすることを意識した」「紹介してもらった観光地や文化に興味を持ち、実際に訪れてみたくなった」「ぜひまた交流したい」といった声も見られ、大学の枠を超えた交流を通じて相互理解が深まった様子がうかがえました。
中央大学では、今後も、留学生が実践的な日本語運用能力を身に付けるとともに、学内外のさまざまな人々との交流を通じて学びを深め、人とのつながりを広げることができる機会を提供していきます。