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多摩キャンパス生協で、FACTによる春の「フェアトレードフェア」が開催されました

2026年5月25日(月)から2026年5月29日(金)までの5日間、中央大学の生協とFACT(Fair Trade Chuo University Team:中央大学フェアトレード委員会)が共同で「フェアトレードフェア」を開催しました。

フェアトレード月間に合わせて開催された今回のフェアのスローガンは「大学から始める優しい消費」。FACTで中心となって活動している代表の渡邊さん、副代表の菅野さん、杉本さんにお話を伺いました。

フェアトレード商品を身近な日常の選択肢に

 

FACTは学生が主体となって運営され、「より多くの人にフェアトレードを認知・理解してもらう」ことを目標に掲げて活動しています。様々な活動を通してフェアトレードに関して「知る機会」と実際に商品を手にとる「買う機会」の両方を提供することで、より深い理解につなげています。

FACT代表の渡邊さんは「今回のフェアでは、開発途上国の製品を適正な価格で購入する仕組みが、生産者や労働者の生活改善と自立につながることを伝えたいと考えています。自分たちの何気ない買い物が、世界とつながっていることを感じてもらいたいです。そのうえで、フェアトレード商品が特別なものではなく、『身近な日常の選択肢』であることを実感してもらう機会にしたいです」と語りました。

生産者と消費者をつなぐFACTメンバー

例年、第3世界ショップシャプラニールピープル・ツリーネパリパザーロといったフェアトレード製品を取り扱う団体から仕入れ、今回も食品や雑貨を含めて数多くの商品が並びました。

会場には、学内職員の姿もあり、手に取られていたのは人気商品の「イエティ」でした。ネパールの女性たちが羊毛から手作業で制作した、手のひらサイズの温もりのあるマスコットです。

副代表の杉本さんが勧めるのは「Artisanの紅茶」です。インドの有機栽培茶葉を使用しており、パステル調の心和むパッケージが目を引きます。このデザインは、障がいのある人が活躍する様々なクリエイティブ活動を行うアトリエのメンバーによって製作されています。

また、販売を担当する大学2年生メンバーのおすすめは「カシューナッツ カレー味」。勉強会や試食会を重ね、商品の味や特徴だけでなく、生産背景まで理解したうえで来場者に説明できるよう準備をしてきたとのことです。

商品に関心を持ってくださった来場者に対し、ていねいに説明するFACTメンバー。その姿は、生産者と消費者を優しくつなぐ架け橋となっていました。

つながりの先へ―FACTが描くこれからの活動

学生生活の年間のうち、FACTで中心となって活動できる期間は、1~2年ほどと限られています。また、異なる関心を持つ個人が、学年や学部を超えての活動を続けるには、さまざまな組織運営における工夫が求められます。そうした中でFACTでは、年に数回の企画運営を通じて活動理念を共有し、日頃からコミュニケーションを大切にしながらチームビルディングに取り組んでいます。

今後の展望については、学内外との連携や啓発活動のさらなる拡大を図っていきたいと考えています。実際に、FACTはこれまでも他大学のフェアトレード団体との意見交換会を行うほか、他地域のフェアトレード活動にも協力した実績があります。中央大学FACTという団体名が表に出ない活動においても、動画編集などの裏方としても協力しているとのことでした。こうした裏方の協力について、「FACTとして目に見える成果がない活動ですが、なぜ協力しようと思ったのですか」と尋ねると、次のような答えが返ってきました。

「自分たちはFACTという団体を広めること自体が目的ではなく、フェアトレードをより多くの人に知ってもらいたいと考えています。そのための活動であれば、協力したいと思いました」

まっすぐなまなざしからは、彼らの活動に対する真摯な姿勢が伝わってきました。

こうした取り組みの一つとして行われたのが、今回の2026年春のフェアです。前年を上回る多くの商品が皆様に購入されました。今後もFACTは、皆様に楽しんでいただける商品を揃えながら、より多くの方にフェアトレードを知っていただき、理解を深めていただける企画を続けていくとしています。引き続き応援をよろしくお願いいたします。

皆さんに届けたいFACTからのメッセージ 

私たちが普段目にする安い日用品の裏側には、生産者に適正な対価が支払われていない現状があります。
2026年度春の生協フェアでは「大学から始める優しい消費」をスローガンに掲げました。私たちの身近な買い物が、開発途上国の生産者支援や持続可能な社会の実現に直接つながっているということを、学生の皆さんにも知っていただきたいという思いを込めています。フェアトレードは決してハードルの高いものではなく、日常のちょっとした選択が世界を良くする第一歩になります。

FACTの活動を通して、少しでも多くの方にその魅力と意義を知っていただきたいです。あなたの選択で、途上国の人々の生活を変えてみませんか。

※以下はインタビューにご協力いただいた方々です。
 FACT 代表  渡邊さん(経済学部)
 FACT 副代表 菅野さん(経済学部)
 FACT 副代表 杉本さん(総合政策学部)

FACT(中央大学フェアトレード委員会)とは

「Fairtrade Chuo University Team」の略。2007年、林光洋教授のFLP国際協力プログラムのゼミが母体となり、フェアトレードの普及、啓発などを目的に発足した学生団体。現在、2~4年の70人近くが在籍しています。
主な活動内容は、中央大学生協の店舗にてフェアトレード商品の販売を行う「フェアトレードフェア」の開催、白門祭におけるフェアトレード商品を使用した模擬店の出店、中央大学図書館の国際機関資料室と合同でフェアトレードに関する本を展示する「フェアトレード展」(国連SDGs企画展)の開催などの活動を行っています。
新メンバー募集中。中央大学の学生なら誰でも参加できます。

  FACT(Fair Trade Chuo University Team)Instagram (  @fact_fairtradechuo )