学生団体Nexus Chuoがビジコン準備企画「第2弾 ビジネスプランを考える第一歩を踏み出そう」を開催

2025年6月9日、中央大学の学生団体「Nexus Chuo」が主催するイベント「ビジネスプランを考える第一歩を踏み出そう」が開催されました。本企画は、同団体が10月に開催予定の「第2回ビジネスコンテスト」に向けた準備イベントであり、4月16日に実施した第1弾に続く第2弾として行われました。

2024年に発足した「Nexus Chuo」は、学生が日頃の学びを活かし、ビジネスコンテストなどの実践の場を通じてアウトプットする機会を提供することで、未来のビジネスリーダーの育成を目的としています。今回の企画は、ビジネスコンテスト参加者の募集にあたり、「アイデアが思いつかない」「ビジネスプランの考え方がわからない」といった学生の声を受けて立案されました。

イベントでは、「国際問題を解決する」といったテーマで、中央大学国際センターが提供する資料をもとに、5～6名のグループに分かれてグループディスカッションを行いました。他者とのディスカッションを通じて社会課題を発見し、その解決に向けたビジネスアイデアを創出することを目的としました。
各グループに中央大学国際センター学生起業支援コーディネーターの方々がメンターとして付き、議論の進行をサポートしていただきました。アイデアを膨らませる際にはワークシートを使い、ブレインライティングを用いたアイデア発散を行いました。ブレインライティングとは、紙にアイデアを書き出し、チーム内で回しながら発想を広げていくアイデア発想法です。ディスカッションで発言することが苦手な人でもディスカッションに参加でき、全員が話し合いへ参加することを促します。

当日は初対面の参加者も多く見られましたが、自己紹介やチーム名を考えるアイスブレイクを行うことで、緊張を和らげたうえで活動に臨むことができました。それぞれの議題について20分という短い時間ながら問題の把握、解決のアイデア出し、実現可能性まで 突き詰め、最後に各グループ発表を行いました。 

エジプトに潜在する社会課題に対するグループディスカッション第二部では、エジプトの留学生に対するインタビューで挙げられた「宗教の違いによる国民間の対立」をテーマに、各グループでその解決策を考えました。 提案されたアイデアには、お互いの宗教的・文化的背景を明かさずに感情を共有する場を設けることや、各国の文化・宗教・観光地の要素を取り入れたオンラインゲームを通して相互理解を深めるといっ たものがありました。
このように、参加者は国際的な社会課題に対して主体的に考え、グループディスカッションを通じてビジネスアイデアを広げたことで、国際的な視野と課題解決力を養う貴重な機会となりました。

イベントの最後には、中央大学国際センター学生起業支援コーディネーターの瀬戸久美子さん、西村昌樹さんより講評をいただきました。既存のアイデアに目を向けることの重要性や、身近な視点から社会課題を捉える姿勢など、多くの示唆に富んだアドバイスをいただきました。

当日は12名の学生および国際センターの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。テーマの軸から逸れることなく話し合いを進めることや、馴染みのない話題についてアイデアを創造する難しさを感じました。国際問題からビジネスを創造することで各々のアントレプレナーシップが刺激されたのではないでしょうか。

我々、学生団体「NexusChuo」は昨年開催された「2024 NEXUS ビジネスプランコンテスト」に引き続き、今年も「第2回ビジネスプランコンテスト」を開催いたします。本コンテストのテーマは、「モビリティ×○○」です。ぜひ、モビリティを活用した社会解決プランを創出してみませんか。 2025年10月4日、中央大学後楽園キャンパスで開催予定となっております。その他の詳細につきましては、NexusChuoの公式webサイトをご覧ください。皆さんの自由な発想とチャレンジをお待ちしております。

学生団体「Nexus Chuo」は、今後も学生の実践的な学びの機会を提供し、社会で活躍する次世代リーダーの育成に貢献してまいります。

Nexusメンバー：オティエノ ライアン エリック