FLPメディア・ジャーナリズムプログラム松野良一ゼミのプロジェクト「特攻と中央大学」が、NHKスペシャル「“一億特攻”への道 〜隊員4000人 生と死の記録〜」（8月17日放送）で紹介されました。
再放送は、8月25日(日) 午前0:10〜午前1:24（土曜日深夜）の予定です。
FLP松野ゼミでは、特攻隊員として出撃し戦死した中大学徒の物語を掘り起こし、記録・保存する活動を継続しています。これまでに、陸海軍の特攻58人、准特攻6人（戦艦大和等含む）計64人を特定し、資料収集のほか、遺族への聞き取り調査を行ってきています。
NHKスペシャルでは、ゼミ生が北海道出身の中大OB、石田力雄さんの遺族を取材する様子が紹介されました。
石田力雄さんは、中大専門部経済科から中大商学部へ進学。陸上競技部の主将であり、100mを11秒で走る俊足ランナーでした（日本陸連の記録では当時の日本最速は11秒前後）。
（写真１：ユニフォーム姿の石田力雄さん）
1943年10月に、在学のまま学徒出陣。海軍予備学生14期として横須賀、土浦を経て宇佐海軍航空隊等で訓練を受け、1945年4月16日、第３八幡護皇隊艦爆隊の一員として、鹿児島県の第二国分基地から99式艦上爆撃機に搭乗して出撃。同日、沖縄方面にて特攻戦死を遂げています。
（写真２：軍装姿の石田さん）
石田力雄さんは、両親、仲の良かった妹2人に遺書を残しています。
写真１：ユニフォーム姿
写真２：夏軍服姿
（写真はいずれも遺族提供）
