7月26日に開会したパリオリンピックにおいて、本学の4人の卒業生がメダルを獲得しました。金メダル1人、銀メダル1人、銅メダル2人という輝かしい成績を残しました。

本学卒業生の複数メダル獲得は、非常に嬉しいニュースとなりました。

多くの方のご支援、ご声援をいただいたことに、感謝申し上げます。

金メダルを掲げて笑顔の日本男子フルーレ団体メンバー(左2人目から、敷根崇裕選手、永野雄大選手、松山恭助選手、飯村一輝選手)(写真提供:共同通信社)

 

【フェンシング 永野雄大選手 金メダル獲得!】

 

8月5日(月)永野雄大選手(2021年法学部卒業 所属:NEXUS FENCING CLUB)がフェンシング男子フルーレ団体に出場し、金メダルを獲得しました。

 

永野選手は東京五輪もリザーブ出場し4位入賞、今回は自身2度目の五輪で金メダルを獲得しました。

 

今回五輪での永野選手は、リザーブ選手として代表メンバーに選出され、決勝のイタリア戦が今大会初出場となりました。

日の丸を掲げガッツポーズを見せる日本男子フルーレ団体メンバー(左から、永野雄大選手、敷根崇裕選手、松山恭助選手、飯村一輝選手)(写真提供:共同通信社)

決勝戦、1点リードで迎えた終盤の第8セットに登場した永野選手は、5連続ポイントで相手を突き放してアンカーにつなぎ、優勝への流れを呼び寄せました。優勝が決まった瞬間は、男子フルーレ団体メンバー(松山恭助選手、飯村一輝選手、敷根崇裕選手)とともに、世界の頂点に立った喜びを分かち合いました。

 

日本の男子フルーレ団体にとって、2012年ロンドン五輪の銀メダル(本学卒業生の千田健太氏も出場)以来の快挙、初の金メダル獲得となりました。

 

本学関係者の金メダル獲得は、1998・2006年冬季パラリンピックの大日方邦子氏(パラスキー)、1972年ミュンヘン五輪の木村憲治氏・横田忠義氏・嶋岡健治氏(バレーボール)、関根忍氏(柔道)以来となります。

パリ五輪のフェンシング男子エペ団体で銀メダルを獲得したチーム日本。左から見延和靖選手、加納虹輝選手、山田優選手、古俣聖選手(写真提供:共同通信社)

【フェンシング 古俣聖選手 銀メダル獲得!】

8月3日(土)古俣聖(あきら)選手(2020年法学部卒業 所属:本間組)がフェンシング男子エペ団体に出場し、銀メダルを獲得しました。

古俣選手はリザーブ選手としての選出ながら、初戦、準決勝、決勝の全てに出場し、男子エペ団体メンバー(加納虹輝選手、見延和靖選手、山田優選手)とともに、世界の強豪を相手にポイントを奪って勝ち点を積み上げ、自身初出場の五輪の舞台で素晴らしい活躍を見せました。

パリ市内のグランパレという歴史的建造物(1900年のパリ万博のために建設された大展示場)がフェンシングの試合会場となり、その大舞台で日本代表チームが躍進しました。

 

フェンシング男子エペ団体準決勝で勝利し喜ぶチーム日本。左から加納虹輝選手、見延和靖選手、山田優選手、古俣聖選手(写真提供:共同通信社)

初戦の準々決勝(ベネズエラ戦)では、古俣選手は第5セット(2巡目)から出場し、第7セット(3巡目)では3ポイント獲得して相手を上回りました。

準決勝(チェコ戦)は、終盤まで接戦が続く中、古俣選手は計3回のセットに出場し、第2セットと第4セットでは相手を上回るポイントを獲得。

決勝戦では、ハンガリーを相手に、3点ビハインドで迎えた第3セットに出場した古俣選手は、4‐2で相手を上回るポイントを獲得し1点差に。第5セットも東京五輪銀メダリスト相手に2‐2の引き分け、第7セットは3連続ポイントなどで5-3と相手を上回り、チームポイントも再び1点差に詰める活躍を見せました。チームは延長戦の末、1ポイント差で惜敗、しかし日本の強さを示す戦いぶりで銀メダルを獲得しました。

 

フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得したチーム日本。左から福島史帆実選手、高嶋理紗選手、尾﨑世梨選手、江村美咲選手(写真提供:共同通信社)

【フェンシング 江村美咲選手 銅メダル獲得!】

8月3日(土)江村美咲選手(2021年法学部卒業 所属:立飛ホールディングス)がフェンシング女子サーブル団体に出場し、世界ランキング1位の開催国フランス代表チームとの激闘を制して、日本女子サーブル史上最高の銅メダル獲得しました。

団体戦初戦の準々決勝は世界ランク2位のハンガリーに、45対37で勝利。準決勝で世界3位のウクライナに32対45で敗れましたが、3位決定戦では、世界1位フランス代表との激闘を制し、見事3位のメダル獲得となりました。
 

3位決定戦でフランスに勝利して銅メダルを獲得。ガッツポーズする江村美咲選手(写真提供:共同通信社)

3位決定戦、序盤~中盤は一進一退で攻防が続き、第7試合で髙嶋選手が相手に1点も許さず35対30の大逆転を果たすも、その後フランスの追い上げで40対37の3ポイント差。最終9試合で江村選手が逃げ切り45対40で勝利。見事に銅メダルを獲得しました。

本選手団の旗手という大役も務めた江村選手。世界選手権を連覇し追われるプレッシャーを抱えながら臨んだパリ五輪。
個人戦での悔しさを団体戦にぶつけて、フェンシング女子サーブルで初となる銅メダルを獲得しました。

サーブル種目では男女通じて初のメダル獲得となりました。最後まで奮闘し、悲願のメダルを獲得した女子サーブル団体メンバー(江村美咲選手、高嶋理紗選手、福島史帆実選手、尾﨑世梨選手)に大きな拍手を送りたいと思います。

パリ五輪フェンシング女子フルーレ団体で銅メダルを獲得したチーム日本。左から宮脇花綸選手、上野優佳選手、菊池小巻選手、東晟良選手(写真提供:共同通信社)

【フェンシング 上野優佳選手 銅メダル獲得!】

8月2日(金)上野優佳選手(2024年法学部卒業 所属:エア・ウォーター)がフェンシング女子フルーレ団体に出場し、強豪のカナダチームと1ポイント差の激闘を制して、日本女子フルーレ史上最高の銅メダル獲得しました。

世界ランキング4位の日本は、初戦の準々決勝はポーランドに45対30で勝利。 
第2戦の準決勝は、世界ランキング1位イタリアと対戦し、39対45で敗れ3位決定戦へ回りました。 

メダルをかけた3位決定戦では、序盤は積極的な攻めでリードを奪いますが、最終の第9試合で1ポイント差にまで追いつかれます。その1ポイントを最後に上野優佳選手が守りきり、32対33で勝利し、日本のフェンシングの女子で初となる銅メダルを獲得しました。

 

 

銅メダル獲得に喜ぶチーム日本。左から宮脇花綸選手、上野優佳選手、菊池小巻選手、東晟良選手(写真提供:共同通信社)

強豪ひしめく中、女子フルーレ団体メンバー(東晟良選手、上野優佳選手、宮脇花綸選手、菊池小巻選手)は、最後まで奮闘し悲願のメダル獲得となりました。

 

オリンピック期間中、白門オリンピアンの活躍には、大きな感動をいただきました。

期間中応援してくださった皆様に、心から感謝いたします。

今後も白門アスリートへの応援をよろしくお願いいたします。

 

One Chuo

想いは、ひとつ。

 

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