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パリ五輪 永野雄大選手 祝 金メダル獲得(フェンシング男子フルーレ団体)

永野雄大選手(所属:NEXUS)

8月5日(月)永野雄大選手(2021年法学部卒業 所属:NEXUS FENCING CLUB)がフェンシング男子フルーレ団体に出場し、金メダルを獲得しました。

 

永野選手はリザーブ選手として代表メンバーに選出され、決勝のイタリア戦が今大会初出場となりました。1点リードで迎えた終盤の第8セットに登場した永野選手は、5連続ポイントで相手を突き放してアンカーにつなぎ、優勝への流れを呼び寄せました。優勝が決まった瞬間は、男子フルーレ団体メンバー(松山恭助選手、飯村一輝選手、敷根崇裕選手)とともに、世界の頂点に立った喜びを分かち合いました。

 

金メダルを掲げて笑顔の日本男子フルーレ団体メンバー(左2人目から、敷根崇裕選手、永野雄大選手、松山恭助選手、飯村一輝選手)(写真提供:共同通信社)

日本の男子フルーレ団体にとって、2012年ロンドン五輪の銀メダル(本学卒業生の千田健太氏も出場)以来の快挙、初の金メダル獲得となりました。

 

フェンシング競技は、8チームが出場して行われ、1チーム3人ずつが総当たりで戦い、9回の対戦で合計ポイントが多かったチームか、先に45点を取ったチームが勝ちとなります。フェンシングの3種目のうち、フルーレは背中を含む胴体部分のみが攻撃面となり、攻撃の優先権をめぐる攻防も見どころです。

日の丸を掲げガッツポーズを見せる日本男子フルーレ団体メンバー(左から、永野雄大選手、敷根崇裕選手、松山恭助選手、飯村一輝選手)(写真提供:共同通信社)

【準々決勝~準決勝】

準々決勝、準決勝への永野選手の出場はありませんでしたが、日本チームは準々決勝ではカナダに45-37で勝利しました。準決勝は前回東京五輪金メダルのフランスと対戦し、地元の観衆の声援鳴り響く中、日本チームは45-37で相手を上回り勝利し、決勝進出を果たしました。

 

【決勝】

世界ランク1位と2位の頂上決戦

世界ランキング1位の日本と、2位イタリアとの金メダルをかけた戦いとなりました。

拮抗した試合展開の中、永野選手は試合終盤に初出場し、思い切ったプレーで5-0のリードを広げ、短い出場時間ながらも大きな存在感を示しました。

男子フルーレ団体の決勝戦、終盤に出場し5ポイントを奪って、雄たけびを上げる永野選手(写真提供:共同通信社)

永野選手は東京五輪もリザーブ出場し4位入賞、今回は自身2度目の五輪で金メダルを獲得しました。日本フェンシングチームは、出場した団体4種目すべてでメダル獲得の快挙となりました。

パリオリンピックでの本学関係者メダル獲得は、前日までの上野選手(銅)、古俣選手(銀)、江村選手(銅)に続く4人目のメダリストとなりました。

また、本学関係者の金メダル獲得は、1998・2006年冬季パラリンピックの大日方邦子氏(パラスキー)、1972年ミュンヘン五輪の木村憲治氏・横田忠義氏・嶋岡健治氏(バレーボール)、関根忍氏(柔道)以来となります。

 

多くの皆様にご声援いただき、ありがとうございました。

引き続き日本代表と白門オリンピアンへの熱い声援をお願いいたします。

One Chuo

想いは、ひとつ。

 

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