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2020年03月05日

【究める Vol.21】碓井瑞生 さん(経済学研究科)

「究める」では、大学院に携わる人々や行事についてご紹介します。
  第21回は経済学研究科博士課程前期課程の碓井 瑞生(うすい みずき)さんよりお話を伺いました。

はじめに

この体験記をご覧いただいているみなさんは、税務業界を志望し大学院進学を考えている方、税について大学院で学ぶことに関心を持っている方が多いかと思います。税理士養成を謳っている大学院の情報は、インターネットや広告などで目にすることがありますが、その実態や正確な情報はなかなか出回っていないのが現実かと考えます。そこで、大学院生の立場から、実際の中央大学大学院での生活や経済学研究科で得られたものについてお話したいと思います。

中央大学大学院経済学研究科進学までの経緯

碓井 瑞生さん

私が大学院進学を考えたのは、大学3年次の、国際系会計事務所でのインターンシップがきっかけでした。このインターンシップでは、難易度の高い税務業務を体験し、自分の税務知識の薄さを実感しました。また、翌年以降も税理士試験の受験を予定していたため、働きながら受験し合格することの難しさを感じました。そこで、税に関する知識・考え方の習得と税理士試験の学習時間を確保することができる大学院進学を決断しました。そして、数ある大学院のなかでも、中央大学大学院経済学研究科を志望したのは、次の3つの点で魅力的であると考えたからです。

 

1つ目は、税理士を志す学生をサポートする環境が整っている点です。経済学研究科は、税法に関する修士論文を指導できる教授がおり、多くの修了生を輩出しています。また、税に関する文献が数多く所蔵されている図書館や各大学院生に割り当てられる研究室など、設備面でのサポートも充実しています。

 

2つ目は、経済学研究科において、税に関する科目を幅広く履修できるカリキュラムが組まれている点です。履修科目に他研究科の税法の授業が含まれているため、税に関する科目のみで、修了に必要な単位要件を満たすことができます。

 

3つ目は、税理士を志す大学院生が多く在籍している点です。中央大学大学院には、経済学研究科だけでなく商学研究科などにも税理士を志望する大学院生などがいるため、研究科の垣根を越えて同じ志を持った仲間と勉学に励むことができます。

 

このような経緯で、私は大学院進学を希望し、中央大学大学院経済学研究科への進学を決断しました。

 

実際の大学院生活

入学から修了までのスケジュールを説明します。大学院博士前期課程1年次には、前期・後期を通して、税に関する科目を履修し、より多くの単位取得が望まれます。それは、基礎的な税法の知識・考え方を磨き修士論文作成の土台を作り、大学院2年次に修士論文作成の時間を多く設けることが必要とされるためです。また、1年次から行われるゼミを通じて、修士論文の研究テーマを設定し、大枠を確定することが望まれます。大学院2年次には、修士論文の実際の執筆に入っていきます。1年次に多くの単位を取得している場合には、2年次は基本的にはゼミのみとなります。ゼミでは、修士論文の進捗状況の報告を行い、教授等のフィードバックを受け、論文の精度を高めていきます。中央大学大学院では、年明けまでに修士論文を完成・提出し、口述試験を経て修了する運びとなります。

 

続いて、資格試験や就職活動との両立についてです。結論から申し上げますと、それらとの両立は可能です。中央大学大学院に進学し税法を研究する大学院生の多くは、資格試験や就職活動を並行しながら科目履修、研究活動を行っています。資格試験については、学校をあげて税理士養成をサポートする体制が整っているため、多くの授業で試験前に課題が出ないよう配慮されます。就職活動については、大学院の長期休暇期間に多くの時間を設けることができるため、じっくりと修了後の進路について考え、活動することができます。また、中央大学大学院の修了生は、税務業界で活躍している方々が多いため、積極的に行動することでOB・OG訪問や実務家の生の声を聞くことができます。

中央大学大学院経済学研究科で得られたもの

実際の大学院生活について見たところで、その大学院生活を通して何が得られたか、私の経験から記載させていただきます。

 

まず、物事を深く考察する力です。大学院の授業や研究活動は、①テーマを設定し、②情報収集を行い、③論点を整理し、④自分の意見を提示することが求められます。この一つ一つの過程をじっくりと考えながら行い、授業を通じて何度も回転させることによって、物事を深く追求し考察する力が身についたと感じております。また、この過程を丁寧にこなすことで、そのテーマへの知見が深まり、専門性を磨いていくことができます。この力は、学問に限らず、社会人生活などあらゆる場面で応用することができると考えます。

 

また、大学院を通じてできた仲間の存在です。中央大学大学院には、様々な目的意識を持って進学している大学院生がおり、大学院生同士の交流も盛んに行われます。同期だけでなく、先輩や後輩とも積極的に交流できたことで、科目履修や就職活動をスムーズに進めていくことができました。また、経済学研究科内だけでなく、他研究科との交流も多くあるため、様々な刺激を受けながら成長できます。

おわりに・受験生のみなさんへ

税理士を志す理由、大学院進学を希望する理由は、それぞれあると思いますが、中央大学大学院経済学研究科では、学ぶ意欲さえあれば大きく成長していくことのできる環境が用意されていると感じました。

私の体験記が大学院進学を考える方々に少しでもご参考となれば大変嬉しく思います。

※掲載内容は2020年3月時点のものです。