FD・SD活動

第4回/第5回中央大学FD・SDミニセミナーを開催しました

2025年02月06日

2月5日(水)に、第4回・第5回中央大学FD・SDミニセミナーを実施しました。セミナーはオンラインで開催し、80名以上の教職員がLIVEで参加しました。

 今回は連続シリーズ企画「研究シリーズ」の第1回として、「本学の研究力に関する分析」を前編・後編に分けて実施しました。講師は本学URA(University Research Administrator)の成毛治朗氏が務めました。

 

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 昨今、科研費をはじめとした競争的研究費の増大に伴い、その獲得状況が大学の研究力を示すバロメータの一つとなっていることを前置きとして、前半では成毛氏から科研費の種類の説明、種類別・年度別の応募・採用状況について、全国と本学内での推移の違いについて比較がなされました。学内でも教員の所属学部別の違い、他大学との比較、さらには本学における共同研究、受託研究、奨学給付の受入状況についても数的な状況が開示され、本学の全国におけるポジショニングを俯瞰的に学ぶ機会となりました。

 

 後半では、個別研究者のケーススタディとして、競争的研究費の獲得により研究を発展させてきた本学教員4名の研究プロセスの紹介がなされ、いつ・どのような種類の競争的研究費へアプローチを行い、結果採択されて研究を進めることができ、近年に社会実装に至っているかなど、中長期的な視点での成功例が示されました。

 

参加した教職員からは

・他大学と比べたポジショニングを俯瞰的に理解できたのはよかったです。短時間なので難しい点もあるかと思いますが、では中大は今後どこを狙っていくのか、どうするといいのかなどについて言及があると、より良かったのかとは思いました。

・研究に関して書面から取り上げた学内セミナーがあまりなかったので着眼点は非常に良かったと思われる。

 

といった声が寄せられました。

 

連続シリーズ企画「研究シリーズ」の第2回・第3回は3月に実施予定です。

「FD・SDミニセミナー」は、中央大学FD・SD推進委員会を中心に「短時間で」「端的に」情報をキャッチアップする枠組みとして、2024年7月にスタートした企画です。1テーマ10~15分というごく短い時間で、FDあるいはSDに資するテーマを設定し、LIVE配信や録画映像のアーカイブを共有する機会としています。参加(視聴)しやすい形態として複数のテーマを設定することで、教職員一人ひとりが広いテーマに関して正確な知識を獲得し、もって効果的な大学運営に関する業務遂行能力の向上に資することを目的にしています。