AI・データサイエンスセンター

【開催報告】第16回 数理・AI・データサイエンスイブニングセミナー

2026年09月17日

       Manabie Japan合同会社 本間 拓也様

9月16日(水)、後楽園キャンパス産学官連携・社会共創フロア(3号館14階)にて、Manabie Co-founder & CEOの本間拓也様を講師に迎え、「大学教育に大きな変革をもたらすAI」と題して講演を行いました。

本間様は、東京大学経済学部を中退して渡英され、University College Londonを卒業後、イギリスでEdTech企業であるQuipperを共同創業されました。2015年に同社をリクルートに売却後、東南アジアでのQuipperの市場拡大と日本でのスタディサプリの拡大に尽力され、2019年にシンガポールでEdTech企業であるManabieを創業されました。Manabieはこれまでに累計約60億円を調達しています。

講演では、学生の生成AI利用が急速に広がっている状況を踏まえ、また学生減・教員多忙といった大学にまつわる課題に対し、解決策のひとつとして生成AIがチューターとなって学習効果の高い個別指導を担い、教員は学習意欲を引き出すコーチングや学生への伴走といった人間にしかできない役割に注力していく、という大学教育の再設計を促す提案をされました。また、AIチューターによる個別指導においても、AIの出力を教材や評価基準に照らして検証する仕組み(ハーネス=馬具)の構築が重要であることを、Manabieの事例を交えながら図を用いて分かりやすくご説明いただきました。最後にまとめとして、今後の教育のあり方とそこでのAIの役割について述べられたあと、AIを通じて多様な教育を実現していきたいとお話しされました。

講演後、参加者と活発な質疑応答が行われ、参加者のアンケートでは「教育とAIの関係はどのようになっていくのか、ということを考えるいい機会となった。」「AIによって多様な学生に柔軟に学習の機会と成果を与えられると感じた。大学をはじめ教育機関はその柔軟さを既存の運営にどう調和させるかが直近の課題と思った。」といった意見が寄せられるなど、有意義な機会となりました。

中央大学AI・データサイエンスセンターは、AI・データサイエンス領域での社会連携を通じて、これからも社会の発展に貢献してまいります。