広報・広聴活動プレスリリース

2021年06月10日

中央大学企業研究所公開講演会「社会と企業の持続可能性を探る―地球環境と老舗企業の出会い―」オンライン開催のお知らせ

 中央大学企業研究所(所在地:東京都八王子市東中野742-1、研究所長:熊倉 広志)では、企業活動に関する理論的かつ実証的な研究を展開しています。また、「社会に開かれた」研究所となることを目指し、研究成果を社会に還元する取り組みの一環として、毎年公開講演会を開催しています。

 第29回目となる今回は、「社会と企業の持続可能性を探る」をテーマに、株式会社ツムラ代表取締役社長CEOの加藤照和氏、中央大学企業研究所の松橋透研究員を迎え、これからの社会・企業のあるべき姿についてご講演いただきます。

 近年、様々な領域において持続可能性が注目されています。たとえば、マーケティング研究においては、SDGsなどソーシャル・マーケティングへの関心が高まっています。
 持続可能性への注目が集まる背景として、経済的利益の極大化を目指してきたことへの問題提起があります。すなわち、経済的利益を過度に追い求めるあまり、環境・社会・集団・個人に過剰な負担を強いてきたのではないかとの反省です。たとえば、生態系には回復力があり、多少、汚染されたとしてもやがて汚染は洗浄され、生態系は元通りになります。ただし、回復力の限界(バウンダリー)を超えるまで汚染されてしまうと、生態系は元に戻らなくなってしまいます。我々は限界を超えていないか、立ち止まって確認することが求められています。
 持続可能性への配慮は、ビジネスや企業においても重要となります。少なくない日本企業が、株主利益の短期的な極大化を目指すことなく、長期的な視点から広く社会・顧客・従業員・取引先など多様なステークホルダーへの貢献を目指してきました。すなわち、老舗と言われる企業は、目先の浮利に踊らされることなく、持続可能性を重視することにより、長い時間をかけながら着実に成長してきました。
 本講演会では、現代社会に警鐘を鳴らす経済学の第一人者と日本を代表する老舗企業の経営者にご参集頂き、これからの社会・企業のあるべき姿についてご議論頂きます。

 つきましては、以下の概要にて実施いたしますので、開催告知およびご取材いただければ幸いです。ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
 ご取材いただける場合は、別紙「取材申込書」を2021年7月1日(木)17時までに中央大学広報室へEmailにてご送付ください。

開催概要

日 時:2021年7月3日(土)13:00~16:00
形 式:オンライン会議システム(Webex)
主 催:中央大学企業研究所
後 援:中央大学南甲倶楽部、中央大学学員会
内 容:「持続可能な経済社会を考える―バウンダリーとポスト資本主義社会―」
     松橋 透 研究員(企業研究所研究員、中央大学商学部教授) 
    「百年企業の伝統と革新―自然と健康を科学する―」
     加藤 照和 氏(株式会社ツムラ 代表取締役社長CEO)
参加料:無料
参加手続き:中央大学企業研究所公式HPのイベントより申し込み受付(事前申し込み必須)

講師略歴

松橋 透

<学歴>
1983年 中央大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学
1994年 博士(経済学)取得

<経歴>
1983年 神奈川大学経済学部専任講師
1994年 中央大学商学部助教授
1995年 中央大学商学部教授 現在に至る

<主要論文>
「恐慌の必然性の論定をめぐる諸論点」、「両極的矛盾の現実的発現態様」
(『資本論体系第9巻恐慌・産業循環』、1997年)
「現代資本主義の蓄積様式と資本制的生産の内的諸矛盾の開展」
(『企業研究』第27号、2015年)など

<最近の研究テーマ>
資本制的蓄積の内的制限機構と持続可能な経済社会

加藤 照和

<学歴>
1986年 中央大学商学部 卒業 

<経歴> 
1986年 株式会社津村順天堂(現 株式会社ツムラ)⼊社
2001年 TSUMURA USA,INC.取締役社⻑
2006年 株式会社ツムラ 広報部⻑
2007年 同社 理事 コーポレート・コミュニケーション室⻑
2011年 同社 取締役執⾏役員
2012年 同社 代表取締役社⻑ 
2019年 同社 代表取締役社⻑CEO 現在に⾄る

<団体役職>
日本漢方生薬製剤協会 会長
日本製薬団体連合会 理事 など
 

中央大学企業研究所について

 中央大学企業研究所は、広く企業に関する理論的及び実証的研究を行い、学術の振興及び日本経済の発展に寄与するという目的をもって、大学附置の研究所として1979年に発足しました。発足以来、その研究活動は共同研究チームを組織するという形で行われてきました。また、各研究チームの研究成果は、刊行物の発行や研究会の開催等により公表されており、国際共同研究の実施や海外研究諸機関との文献交流、外国人研究者の受け入れ等、国際的な研究交流も盛んに行われています。現在は約160名の研究員、客員研究員、準研究員が参加しています。

<本件に関するお問い合わせ>
 中央大学企業研究所
  TEL 042-674-3272
  Email kigyoken-grp@g.chuo-u.ac.jp       

<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
  Email kk-grp@g.chuo-u.ac.jp