中央大学ビジネススクール 2019年度1月 公開模擬講義「組織改革の最前線-組織文化と働き方改革」を開催

　中央大学ビジネススクール（所在地：東京都文京区春日1-13-27、研究科長：露木 恵美子）では、社会人が学ぶ「ビジネススクール」や「MBAコース」の意義や特徴を広く社会に周知させることを目的として、一般に開かれた講座「体験模擬講義」を開催しています。
　2019年度の第10回は、露木恵美子（戦略分野）が講師を務めて講義を実施いたします。

　今回のテーマは「組織開発の最前線-組織文化と働き方改革」です。
　
　近年、経済環境・社会環境の変化が激しく早くなるなかで、企業規模の大小を問わず、より創造的でイノベーションを起こせる組織への改革が必要とされています。一方で、組織の仕組みや制度を変えれば、すべてがよくなるわけではありません。そこで、注目されているのが、組織のOSともいえる組織文化です。組織文化とは、その組織の成員が意識的・無意識的に身につけている思考様式・行動様式・価値観のことであり、有効に働けば社員に一体感をもたらし、効率的かつ創造的な働き方につながります。一方で、環境変化にあわせて思考様式・行動様式・価値観を変えようとしても、長い年月がかかって人の身体に沁みついているので、簡単に変えられるわけではありません。働き方改革の成否も、この組織文化にかかっているのです。組織開発とは、組織の仕組みや人事制度を変えることのみならず、組織文化の変革まで含めたものであり、組織で働くすべての人々に関係する課題ということです。
　今回の体験模擬講義では、その組織開発のカギはどこにあるのかを、具体的な企業の取り組み事例を踏まえて、わかりやすく解説していきます。

　つきましては、以下の概要にて本年度10回目の体験公開講義を実施いたしますので、開催告知およびご取材いただければ幸甚です。ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
　ご取材いただける場合は、別紙 「取材申込書」（PDF）を中央大学広報室へFAXまたはEmailにてご送付いただけますと幸甚です。

　なお、当日は、CBS MBAコース説明会として、模擬講義修了後に在学生・修了生を交えたCBSでの活動・生活に関する懇談も行われます。
 

日時：2020年1月18日（土）17：00～19：00（16：45開場）
会場：中央大学　後楽園キャンパス　31112号室（東京都文京区春日1-13-27）
講師：露木　恵美子（中央大学ビジネススクール、戦略分野） 
テーマ：「組織開発の最前線-組織文化と働き方改革」 
参加料：無料
申込：中央大学ビジネススクール公式HPのイベントより申込受付
備考：CBS MBAコース説明会は、中央大学ビジネススクールの進学をお考えの方、MBAコースに関心がある方を対象とした入学説明会としてだけではなく、模擬講義のテーマ自体に興味のある方にもMBAを理解していただく為のイベントです。

　北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程修了。博士（知識科学）。7年間の民間企業勤務を経て、2003年～2007年（独）産業技術総合研究所ベンチャー開発戦略研究センター特別研究員、同客員研究員。2005年より明星大学経済学部経営学科准教授。2011年より現職。2018年9月より1年間、ウィーン大学リサーチフェロー。
著書に『知識創造実践論』、『知識創造経営とイノベーション』､『アカデミック・イノベーション』、『ハイテクスタートアップの経営戦略―オープンイノベーションの源泉』、『現代経営戦略の軌跡』（以上、いずれも共著）、『職場の現象学』（近刊）など。
　職場の現実に入り込み研究を行うアクション・リサーチの手法で、『㈱前川製作所』、『アンジェスMG』、『巣鴨信用金庫』、『日本交通』、『こころみ学園・ココファームワイナリー』などケーススタディ多数。北陸先端科学技術大学院大学時代に野中郁次郎に師事し、組織における創造的な「場」の研究を専門とする。

　中央大学ビジネススクール（後楽園キャンパス 戦略経営研究科）は、働きながら学ぶビジネスパーソンに特化した大学院です。2008年の開設以来、これまで700人を超える修了生を輩出してきました。最新のビジネス理論を学べるだけでなく、ディスカッション形式での講義や実践的なフィールド科目を提供することで、多忙な社会人の学びの場を提供し続けています。