広報・広聴活動
収縮特性に優れる軸方向繊維強化型人工筋肉の最大100倍の長寿命化に成功 --身体装着型アシスト装具などへの応用を目指す
2019年12月11日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
学校法人中央大学
収縮特性に優れる軸方向繊維強化型人工筋肉の最大100倍の長寿命化に成功
―身体装着型アシスト装具などへの応用を目指す―
NEDOは、「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」に取り組んでおり、今般、NEDOと中央大学は、軸方向繊維強化型人工筋肉に用いるゴムの伸張結晶化特性を利用し亀裂の広がりを防ぐことで、最大100倍の長寿命化に成功しました。
軸方向繊維強化型人工筋肉は、一般的な人工筋肉と比較して収縮特性に優れますが、動作原理上ゴムの大変形を利用しているため寿命が短いという欠点があり、実用化に向けた課題となっていました。
今後、本成果を可変粘弾性下肢アシスト装具Airsistシリーズの新型などに適用することを目指します。
なお、中央大学は、軸方向繊維強化型人工筋肉と、これを応用した可変粘弾性下肢アシスト装具Airsistを12月18日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「国際ロボット展2019」に出展します。
図1 今回開発した長寿命型の軸方向繊維強化型人工筋肉を適用した可変粘弾性アシスト装具Airsist
