中央大学がハーバード大学名誉教授 エズラ・ヴォーゲル氏に名誉博士学位を贈呈

　中央大学は、2019年11月22日（金）、ハーバード大学名誉教授 エズラ・ヴォーゲル氏に名誉博士学位を贈呈いたしました。

　エズラ・ヴォーゲル氏は、戦後東アジアの政治経済社会の変動、特に日本と中国の研究を中心に優れた成果を挙げてきたとともに、日中関係史に関しても、国際的な共同研究を重ね、科学的、建設的な提言を行うなど、アジア理解と平和の構築に貴重な貢献をしてこられました。この度の名誉博士学位は、これまでのエズラ・ヴォーゲル氏の研究業績と貢献を評価し、その功績を顕彰するために贈呈するものです。

　なお、エズラ・ヴォーゲル氏は、清華大学日本研究センターの学術顧問を兼任されており、今後、中央大学とハーバード大学及び清華大学との日本、米国と中国との間の学術交流などの更なる発展が期待されます。

　先生は、これまでの学問的探究心と情熱に加え、志を同じくして世界中から集まる多様な学生や研究者を大事にされ、それゆえ、見解や立場を超えて、こうした人々の誰からも慕われ、尊敬されており、そのお人柄は、先生と接したことのある人の誰もが常に実感される、「知の巨人」たる先生の、重要な一面であります。エズラ・ヴォーゲル先生に、中央大学名誉博士学位を贈呈することは、中央大学にとっても大きな喜びであり、誇りとするところであります。